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驚蟄・二候 3/10 〜 3/14 倉庚鳴

中文版

二候 3/10 〜 3/14 倉庚鳴

日文版

第八候 3/10 〜 3/14 桃始笑(ももはじめてさく)

オリジナル候

夕陽照耀著春之公主。

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中文の倉庚( 黃鸝鳥)はコウライウグイスと呼ばれる黄色のウグイス。日文では立春 ・第二候「黄鶯睍睆」に登場します。日本の方がウグイスが鳴くのが早いのかな?うーむむ、謎。

実は日本の七十二候と中国の七十二候では同じ時期に同じ表現が用いられているものもあれば、日本オリジナルに変化したものもあります。今年の七十二候マラソンでは、この辺りの変化を探っていきたいと思っていて、いろいろ調べている途中です。中国の七十二候は宣明暦が元になっていて、日本の七十二候は江戸時代に暦学者の渋川春海が日本の風土に合わせて暦を改定し作成したもの(本朝七十二候)がベースにあり、現在の七十二候は明治政府が略本暦に掲載したものが元になっています。

七十二候と農事は深い結びつきを持つので、気候や風土が異なる日本と中国では表現が異なるのは自然な成り行きとも言えます。また同じ候が一候違いで採用されていたり、小さなズレがある節気もあります。

写真は3月10日、白亜荘の十日市の帰り道。鴨川でソメイヨシノが開花した日。淡いピンクのソメイヨシノはお姫様って感じがする。ニュースを見たら、この鴨川のソメイヨシノは去年も同じ3月10日に開花したそうだ。桜にも体内時計があるのかな?




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