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フランスの生協CROUSについて

今日はフランスに留学する学生の多くがお世話になるであろうCROUSについてお話しします。

CROUSとは、正式名称がCentre régional des œuvres universitaire et scolairesで、 日本でいう生協のようなものです。公的機関で学生の生活全般のサポートをしています。

歴史は古く、1955年に設立されました。主要な設立目的は aide aux étudiants =学生のサポートになります。

学生の生活の質の担保することで学業への専念を目指しており、社会保障、情報、学生の健康維持、学業上の移動、仕事探しなどのカテゴリーでサポートが行われています。

具体的には、学食運営、学生寮運営、奨学金事業、文化交流事業などがあります。現在27の機関があり、270万人もの学生が利用しています。

寮に関して言えば、わたしはCROUSの寮に2年間お世話になりました。フランスは家が足りていないという事情があり、多くの学生が家探しに苦労します。CROUSに入れた学生は本当にラッキーです。多くの場合、協定校の交換留学生や政府奨学金給付制に枠が割り当てられるので、フランス人でも寮に入れないことはあります。部屋の種類はいくつかあって、9平方メートル、キッチン共用という寮もあれば、18平方メートルでキッチンがついている寮もあります。2人以上のスタジオもあったりします。家賃も高くなく、学生であればCAFという住宅補助もでるので、200−300€で住むこともできます。

他にわたしがよくお世話になっている場所といえばレストランです。レストランでは3.3€(奨学生は1€)で温かくて栄養のある食事を摂ることができます。わたしのところは昼しか空いていませんが、大きいCROUSだと夜まで空いているところもあるそうです。

また、お昼に食べれなくてもCROUSの売店でサンドイッチやスナックを買うことができて本当に助かっています。

以上、CROUSについて簡単にご紹介しました。フランス留学の際には多くの人が利用する機関なのでぜひこの記事を参考にしていただけたらと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

きら⭐️




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