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ハリネズミのジレンマから学ぶ

元々は『ヤマアラシのジレンマ』がルーツで心理学者のフロイト氏が、人間関係に当てはめたお話

2匹のハリネズミがお互いの体を温め合おうとして寄り添うが、お互いの針が邪魔をして相手を傷付けてしまう

離れると寂しくて、寒さで凍そうになる。近寄ると 相手を傷付けてしまう…

ジレンマにかられた2匹のハリネズミは、諦めずに何度も傷つきながら、お互いにとって、 ちょうど良い距離をみつけだし 、いつまでも寄り添い続けたというお話

近づくことで知る痛み…離れる事で知る相手の温もり…

今年は新型コロナウイルスの影響で、会いたい人に会えない日が続いている。正月の帰省を諦め1人で過ごす人も少なくない。家族の温もりを懐かしむしかない…

『ソーシャルディスタンス』という聴き慣れない言葉が横行する中、人との距離のとり方にジレンマを感じている人も多いだろうね。

仕事は在宅でリモートワーク、友人とはネットでコミニケーションをとるなど、繋がりをなんとか維持をしているが、さすがにここまで長引くと孤独感さえ感じる

振り返ると今年は諦める事と我慢する事が多い年だった

子供達の入学式や卒業式の延期や取りやめから始まり、修学旅行も中止になった学校もある。来月に控えた成人式でさえ中止や延期に…。気の毒としか言いようが無い…

突然、あたりまえがあたりまえじゃ無くなってしまった世の中に、戸惑いを感じる事が多いが学ぶ事も多かった

緊急事態宣言後、自粛生活に入った。海外では法で取り締まり罰金を課し暴動まで起き 警官がパトロールする事態になっていたが 日本では法の下では無く それぞれが自粛に従い感染予防につとめた

緊急事態の中、規律を守りひたすら耐え続けた。この時は日本人として心から誇りに思えた。

まだまだ 先は見えないが終息を願うなら 今は我慢するしかない。経済を回していく事も大切だけど 大切な人を守るため 自分を守る為には ちょうど良い距離を見つけなきゃいけない 

因みにヤマアラシのトゲは 相手に刺さると抜けない構造になっていて攻撃用、ハリネズミのトゲは自分を守る為のトゲで簡単に抜けてしまう構造になっている

コロナ差別が問題視されているが 医療機関に従事している人や、感染者に対しての差別は自分を守るためでは無く相手を攻撃するトゲだよな…それじゃあ、心まで痛くて堪んないよね

ギスギスしだした人間関係…コロナよりも人の心に影を落とす方が数段怖いよね

会いたい気持ちを抑えて、お互いが傷つく事なくほどよい良い距離を探さなきゃね

今は人との距離を保って耐えよう!そして大切な人を守り 1日も早く元気な日本に戻りたいね

〜発想をかたちに〜

kirakuya web


















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