私と愛犬ドッチ プロローグ
このお話は私が小学生のときに友達から引き取った子犬とのお話
私は元々、千葉に住んでいて両親と妹と弟の5人家族です。
父親は昔ながらの頑固親父みたいな存在で北海道から千葉に仕事で来ていたみたいです。
母親はそんな父親が仕事をしている所をたまたま見て一目惚れしたみたいです。そのまま押しかけて一緒に暮らしたそうです。
母親が20歳の時私が生まれ、その後妹と弟が生まれました。
私が小学3年生の6月頃転機がありました。
父方のお父さん、つまり私からみるとおじいちゃんが屋根の雪下ろし最中に転落したと一報が入り父親はなんの相談もなく、おじいちゃんのいる北海道に戻ろうとなりました。幸い怪我もなく大事には至らなかったんですけど、心配だから戻ると言われました。
まだ小さかった私は急な父親の決断に戸惑いました。友達もいたし新たな場所がどんな所なのか不安でいっぱいで行きたくないって母親に言った覚えがあります。結局、父親は頑固なのでこうと決めたら誰が何を言ってもダメで北海道への引っ越しが決まりました。
友達との別れ。慣れ親しんだこの土地との別れ。複雑な気持ちのまま転校でした。
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