暖かな微睡みにさようならペドゥリート

常識と偏見の違いが分からなかった私はまだ未熟で電子機器から脳細胞に流れ込むブラックボックスを右から左に流すことしか出来なかった

王子様を知らないお姫様は幸せにはなれない?


地面にへばりついたただの綿の塊に成り果てた綺麗な思い出だけになってった可愛いゴミ
そんなことを知らずにいた純真無垢な少女の顔をした怪物は面白い程に顔を歪めた
この生き方を決めたのはあなたなのに私より辛、そう、で喉の奥底から乾きがせりあがって上手く音が鳴らない

瞼が震えて枕が濡れる
暑いのにあの時のことを思い出すと冷えた心が渦を巻く
ぐるぐるかき混ぜられて歪む視界止まぬ希死念慮          文字通り頭がおかしくな
りそうだった
ぬるくなった思いを抱きしめて暗闇に意識を委ねる

貴方が私が熟れる姿を見ることは一生、ずぅっとずっとないでしょう

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自由律俳句

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