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壁新聞ZINE 「日記屋 月日」さんにて店舗委託販売のお知らせ

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下北沢にある日記の専門店「日記屋 月日」さんにて、『緊急事態宣言下における写真と日記と短歌の壁新聞ZINE』を取り扱って頂く事になりました。


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4月5日から5月25日まで書いていた壁新聞50枚のうち、セレクトした20枚+表紙+書き下ろしのあとがき1頁という構成です。

是非お店にて、お手に取ってご覧下さい。今の所、月日さんでのみのお取り扱いとなっています。(2020年11月13日現在、店舗でも私個人でも通信販売の予定はありません。通販で欲しい方いらっしゃいますか?)


10月11日に初めてお店の存在を知り、持ち込みのメールを送り、そこから仕事と仕事の合間でZINE制作の日々。

初めての印刷物作成ということで色々トラブル(というほどでもない)などあったものの、なんとか無事11月9日に納品してきました。怒涛の1ヶ月だった〜。

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今日は撮影も宇宙アルバイトも無かったので納品後初めて店舗に行ってみた。私のジンが、ちゃんと棚に並んでる。嬉しい。

お店のお兄さんに勇気を出して声をかけ、「私のジンどうなってますかね…」と恐る恐る聞いてみると、ちょうど今日の午前中に1冊、買ってくださった方がいたとのこと。びっくり、そして嬉しかった。どんな方が買ってくださったんだろう。私のZINEを初めて買ってくれた方。嬉しいなー。


私のジンを置いてくださっている月日さんは、「日記の専門店」というコンセプトの本屋さんで、文字通り「日記の本」だけを置いている。エッセイともまた違う、日記の本。

この記事がわかりやすかったのでURLを載せておきます。ツイッターにも書きましたが、この記事に書いてあった月日さんのセレクト基準(>「日記屋 月日」が設けているセレクト基準は、「日付」がついていることと、「日記的なものであること」が挙げられます。)がいいなと思って私は持ち込みのメールをしたのであった。

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このなんともkirakirapinking的な表紙と巻末にある書き下ろしあとがきページの文字組みデザインは、前々から好きで何かをお願いしたいと密かに思っていたデザイナーの佐藤豊さんに直接会いに行き、お願いしました。

今思えば、自分一人でZINEを作っているのが孤独すぎて、辛くて、誰かを巻き込みたかったという気持ちもあったのかもしれない…とこのnoteを書いている途中で気づきました。動機が不純で最悪ですが、本当に佐藤さんがいなかったら多分このZINEは完成していなかった。本当に感謝です。他人を巻き込むという勇気を覚えました。

佐藤さんの表紙、素晴らしく読みやすい巻末あとがきの文字組み(感動した)、そして仕事に向かっていく姿勢にかなり力を貰いました。佐藤さんの本職はグラフィックデザイナーですが、とても良い文章を書かれる方で、初めて佐藤さんの文章を読んだとき「なにこれ!?私もこんな文章が書きたかった…」と嫉妬、そして絶望しました。愕然とした。文章において人に嫉妬するって、本当に初めての経験かも???読みたい方はインターネットのどこかから探してみてください。佐藤さんの文章はすごい。もちろんデザインも好き。今日月日さんに伺った時、お店で働いている男性から「あの表紙、佐藤さんのデザインですよね?」と声を掛けて頂いた。それがなんだか嬉しかった。

佐藤さんのHPはこちらから。



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今回のZINEは綴じる形での製本をしておらず、家に持って帰ってクリップを外せばばらばらになり、壁に貼ったり、好きな本に挟んだり、誰かに1枚だけ送ったりすることも出来ます。

今日店舗に並べて頂いた自分のZINEを手に取ってみて、20枚にしてよかったなと思いました。ちょうどいい物質感。本当は50枚セットを作ろうとしていたのだけれど、それはまた次回のお楽しみにとっておくことにします。

自分発信の場所での販売ではなく、本屋さんでの販売。今年のうちにひとつ挑戦が出来てよかったなと思います。自分の文章と写真と短歌を物質にしてお店で売るということが出来ただけでも2020年の私は花丸かもしれない。

個人的に、巻末に書き下ろしたあとがきの文章が気に入っています。買わなくても月日さんに行けば見本誌で読めるので、この土日はぜひ月日さんに遊びに行ってください。駅から少し歩きますがとても気持ちの良い場所で、テイクアウトできる珈琲もおいしいです。秋のお散歩がてらに是非。

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