見出し画像

9月8日(水)〜9月14日(火)までの雑記

9月8日(水)
近所に新しいコンビニが出来た。風船を膨らませては天井に放している女の人。みんな楽しそう。私はそのままバスに乗り、東西線を乗り換え早稲田で降り、今年1年の自分の星の運びを聞きに行く。良い流れだが、その分今までよりも難しいことに向き合わなければいけないとのこと。大人になるってそういうこと。誕生日プレゼントにハッカ油をいただく。家に帰って、ボウルにお湯を張り、ハッカ油を数滴垂らす。その湯気の真上で深呼吸するととても良い感じ。30歳の誕生日から1日経ったけど、まだ年齢に対する実感が湧かない。

9月9日(木)
約3週間ぶりの宇宙のアルバイト。16時までだと思っていたら19時までだった。閉館後、残っているスタッフで少しだけ防災訓練をする。みんなで三角布の巻き方の練習をして、それが楽しくて、私はこのアルバイトのこういうところが好きだったなと過去形で思う。そんな自分に俯瞰で気付く。帰り道、少しだけ寂しい気持ち。

9月10日(金)
窓を開けると、今年初めての金木犀の匂い。夕方から渋谷で打ち合わせ。上手くいくときって話がとんとん拍子に進むよね、ということを実感。ブルーチーズがおいしい。打ち合わせ後、みんなでdieselのギャラリーへ。実際に見ていた時よりも帰宅してからの方が作品のエネルギーを感じる。良い意味で。時限爆弾的な芸術って好き。好きというより、好みかな。

9月11日(土)
8時間アルバイトをし、帰りしなにふらりと立ち寄ったZoffで眼鏡を衝動買い。今の眼鏡が似合わなくなってきたことに先週気づき、視力も落ちている気がしたので思い切って買い換えることに。
視力検査をしてくれたZoffのお兄さんから言われた一言、「結論から申し上げますと、お客様の視力は非常にややこしいことになってまして…」。眼鏡屋で言われる言葉じゃないな…と冷静に思う。
話を要約すると、2年半前に作った眼鏡の度数と現在の視力が左右逆転しているということだった。見えている方の目のレンズは度数が強く、見えていない方の目のレンズの度数は低かった。そんなこともあるんだな。右目と左目でそんなに視力差があるなんて、そしてそれがいつの間にか逆転していたなんて、今まで全く気づけなかったことが怖かった。30分で作ってもらった新しい眼鏡は驚くほど良く見える。
その後急いで新宿に行き、いつ会っても麗しい友人・はくるちゃんに2ヶ月遅れの誕生日プレゼントを渡す。そしてはくるちゃんのカメラを譲り受ける。どさくさに紛れて私の誕生日プレゼントまでもらってしまい、ふいうちで嬉しくてボーッとする。シャネルの小さな透明なリップ。嬉しくて、家に帰ってから紙袋ごと添い寝する。嬉しいという気持ちが嬉しい日。

9月12日(日)
電車に乗っている最中、ふと「金髪にでもしようかな」と思い立ち、そこで初めて30歳になったことを実感する。なんでみんな、30歳を越えると突然金髪にするのだろう?

9月13日(月)
朝から体調が悪く、数時間勤務の予定だったアルバイトを当日欠勤してしまう。このアルバイトを始めてから初めての当日欠勤だった。でも、本当に今日はダメだった。いろんな疲労が一気に来て、夕方の撮影まで養生する。
機材を用意しタクシーと電車に乗り、18時から芝公園のスタジオで撮影。動画と写真を撮り、キッチリ3時間でなんとか撮り終える。タクシーで移動し、実里ちゃんちへ。犬のドンちゃんは今日も可愛い。終電くらいまで作業して、帰宅。
今日撮った写真が好きすぎて、他の仕事そっちのけでデータを作成し共有する。テンションとか気持ちって、ちゃんと写ってしまうから、気をつけないといけないな。

9月14日(火)
午後から機材屋さんがレンズを自宅まで届けてくれる予定になっていたので、午前中のうちに日用品の買い出し。帰り道、父と電話。夕方に昼寝。気づいたら雨が降っていた。マクロレンズは無事に届く。明日の撮影で使う。
夜、夫と喧嘩をする。2人とも忙しいとこうなってしまう。仕方ない。よくある話。これからどうなっていくのだろう?
夫が眠りについたあと、一人でベッドを出てキッチンに立つ。小さな音でヴァン・ダイク・パークスのアルバムを流し、コップに入れた水を飲む。透明なコップにはレモンのかけらが浮いていて、水はぬるくて、窓の外ではカラスが鳴いていた。


ありがとうございます 励みになります