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7月21日(水)〜7月27日(火)までの雑記



7月21日(水)
代官山のおしゃれな児童センターのような場所で写真と日記の壁新聞を作るワークショップ。夏休み初日ということで、小学生の子たちが参加してくれた。とても楽しく過ごし、3時間はあっという間だった。
終わりがけに一人で来てくれた小学一年生の女の子が一番印象に残っている。クールで、ぶっきらぼうで、つんつんしていて、大人びていて独特のオーラがある女の子。iPadで写真を撮ってあげたらその写真を使って壁新聞を作ってくれた。「ひらがなしか書けないし、日記なんて書けないよ!」と叫ぶので少しだけガイドしてみたら誰よりも上手な文章を書いてくれた。あんなに「書けない」と言っていたのにいつの間にか1枚目を書き終えていて、少し恥ずかしそうに「もう一枚書いてもいい?」と聞いてくれた。
夏休み楽しみだね、と聞くと「楽しみじゃないよ!まいにちあさがおのかんさつにっき書くの、めんどくさーい」と心から面倒臭そうに言っていた。どの世代にもそれぞれ面倒なことはあるのだなと思った。終盤、すごく小さな声で「あのね、学校が嫌いなの」と私にだけ聞こえるような声で教えてくれた。「私もだったよ」と答えると「ほんとうに?」と言っていた。数ヶ月前にした打ち合わせの時にこの施設の館長さんが言っていた「子どもの時にいろんな大人に会っていると、未来の選択肢が増えると思うんです」という言葉を思い出した。こんなちゃらんぽらんな大人もいるんだよ。いいことかどうかはわからないけど、あなたにしかない才能があることを忘れないでほしい、とただ思った。そしてこの言葉は、2年前に私がロックスターのお兄さんからもらった大切な言葉だったということに帰り道ふと気づいた。

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