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お母さんもひとりの人間でした。

30年ぶりに両親と実家で同居し、早1ヶ月が過ぎ去りました。

順調に毎日イライラして疲れて、でも楽しんでます。

本当にね、本当に思った以上に

お母さんにイライラします。

昔は、父と折り合いが悪く、それで家出したり勘当されたりして家族と縁遠くなってたんだけどね、帰って来て改めて気づいたよ。

お父さんじゃない、お母さんだw

ということに・・・・
いえね、帰る前から分かってはいたんですよ。薄々どころじゃなく、しっかり分かってるつもりだったんですよ。

躁鬱病で、ヒステリックで心配性で、うるさいくら同じことを話す母。
この、同じことを話すっていうのは、認知症のそれとはまた少し違う感じです。言ったことを忘れて話すのではなく、ただただ自分が口に出したい(最早話すというレベルではなく、口からポンポン出てくるという感じ)。
ものすごく記憶力が良くて、本人が覚えていないあんな過去やこんな過去を、思い出したら思うままに話し続ける母・・・・
先日は「ロイヤルホテルまでお友達に会ってくる」と言ったら、帰宅後、ロイヤルホテルにまつわる話をたくさん用意して話してくれました・・・

今までは、年に数回、数日間だけ実家に帰っていて、その数日だけ我慢したり聞き流していればよかったんだけど、これからは毎日です。

私のこの1ヶ月は、いかに母にイライラせず日常生活を送れるか、の日々でした。

もうね、面白いくらいイライラするんです。これでも穏やかで優しくて、誰のどんなこともどーんと受け取れるような人間に成長して来たつもりだったんです。

なのにね、一分一秒、イライラする。もう、笑えてくる。
すごいな、母。ある意味尊敬。

なんかね、すごいの。
絶対私がイライラする言葉を返してくるの。
100発100中ですけど、狙ってやってるよね??
これが狙ってやってないってものすごくものすごいんですけど!

会話の返しにイライラし、会話でもない発言にもイライラする。

さらには、行動にもイライラするんです。

自分、この両親に下町で育てられたものですから、マナーというものに関してはお恥ずかしながらこの歳になって少しづつ習得しているというレベル。

もちろん、自分たちの住む家の中のことだから、形式張ったマナーを守れとか、そういうことじゃなくて、人と暮らす上での最低限のマナー・・・

例えば、
コップを「ゴンッ!」ってテーブルに置く。すごい音なの、毎回毎回。イラっとするの。もうちょっと「そっと」置けないんですか???って。

口に物を入れてる状態で話してむせる。(ほら、とにかく思いついたらその場でその時に話し出すから)

食事中に排泄系の話をする。同じく、オナラをする。ゲップをする。口に手を当てない。

恥ずかしくて人前に出せない。
と、思ってしまうんです。

この人たち(父もマナーに関しては・・・・w)と一緒にちゃんとしたレストランで食事とかやだ、って思ってしまうんです・・・

そしてね、そんなことを思ってしまう自分を責める。
育ててくれた親に対して、体の具合が悪くても一生懸命生活している親に対してそんなことを思うなんて、ひどい娘だ!!って。

だってね、きっとね、この人たち、そんなちゃんとしたマナーが必要なレストランなんてもう行かないんだわ。というか行けない。
母は足首が変形していて、自宅内を杖や手すりを使って歩くのがやっとです。父も目があまり見えないし腰痛がひどいのであまり歩けないし、長時間同じ姿勢で座るのが難しい。
普段ももう家から出ない生活していて、買い物とかも私かヘルパーさんを頼んでいる状態。
公の場に出ることなんて、ないんだわ。そもそも、そんなこと望んでなくて、この、安心できる自分たちの家の中で、誰の目もきにすることなく生きていく、生き終えることを望んでいる(と私には思える)。

って後悔しても、
その数秒後の言動に、またイライラするという
永遠のループ!!

こんな日々を繰り返した1ヶ月なのですよ・・・・・

幸いにも、親が1階、私が2階という生活空間。お風呂だけは1階で共用だけれど、自室とキッチンとトイレは2階にあるので、意識して離れて生活することが可能です。それに救われています。

日々母親に幻滅し、自分と全く合わないと感じ、憎らしくさえ思えてくる。

そんな1ヶ月を過ごし気づいたこと。

私は未だに、母親に幻想を抱いていたということ。

超亭主関白な父に行動を抑えつけられ、父が病気で働けなくなってからは保育士として働きながら家事全てをこなして来た母。
私が登校拒否になったせいで精神を病み、一時は骨と皮になった母。
足首が変形し、自由に歩けなくなった母。

それらは自分のせいじゃなく、母自身が選んで来たことだと考えられるようになり、「呪縛」から逃れたれたと思っていた。

けど、そうじゃなかった。

まだまだ、私のせいで不幸になったお母さんを、私が幸せにしなければという根強い呪いは残っていたんだ。

そしてこの1ヶ月間を、濃厚に一緒に過ごしてみて・・・・

この人全然不幸じゃない。
結構ヒドイ人だ!!!!いろんな意味で!!!

と実感できたのです・・・・

そうなの。

図太いし、被害妄想だし、人を責めるし、弱者ぶるし、被害者ぶるし、嫌味言うし、マナー悪いし、正当化するし、人のもの欲しがるし、口悪いし、すぐキレるし、人のせいにするし、下ネタいうし、常に文句いうし、心配ぶって呪いかけるし!!

この人、めっちゃ自分の思う通り生きてるやん!
(思わず関西弁)

年相応以上に高齢者になり、足が悪くて思うように動けないところがあるので余計に「かわいそう風」に見えちゃうけど。

この人全然かわいそうじゃない!!
めっちゃわがまま!!
めっちゃ自己中!!
めっちゃ好きに生きてる!!

一緒に暮らしてみて、「現実の母」「リアルな母」と過ごしてみて、幻滅してイライラして、ムカついて、嫌いな面がどんどん増えてみて。

よかった、すごくよかった。

これだけで、一緒に暮らそうとしたかいがある。

私、お母さんのこと好きだけど、
徹底的に、「合わない」。

お母さんに優しくしなきゃと思って、イライラしても口答えしないように頑張ってんたんだけどね、一緒にご飯食べる時間(準備〜食事〜片付けの最短30分)の間だけでも抑えれなくて、つい、真っ向から否定したり反撃するんじゃなくて、「正論で言い返す」ってことをしてたらね・・・・

お母さんこれでも気の小さいところあるから、環境変わったりするとお腹壊すねん。今日お腹壊してるねん。

って言われたですよ。
それってもしかして、私が勝手にカーテン洗ったからですか!?
と聞き返したら「そんな言い方せんでもいいやんか!」とヒステリーされてしまいました・・・・

後から考えると、自分もカーテン洗う前に「カーテン洗っていい?」って聞けばよかったな〜って思うんだけどね。

そんなこんなでイライラしながらも、
毎日親の買い物して、親スペースの掃除洗濯して、おかず一品追加して、お風呂入れて、足の爪切って・・・ってやってます。

これはこれで、今まで30年離れてたから、恩返しできている気持ちになれて、良いかもしれません。



みんな〜(親関係で悩んでいるみんな〜)

お母さんは幸せに生きているよ。

今の自分から見たら「不幸せそう」に見えても

お母さんは幸せなんだよ。その状態で。その状態での幸せがある。

少なくとも幸せじゃなくても、「自分で選んでる」んだよ。

選んで来たから、今、その状態なんだよ。

だから、子供の私が頑張らなきゃって、無理しすぎないでいいんだよ。

施設に入りたくない、入れたらかわいそうとか周りに言われても、

入れていいんだよ、入ってもらったらいいんだよ。

そこにはまた新しい幸せが必ずある。

その場で新しい幸せを見つけるのも、お母さんなんだ。

全部背負わなくてもいいんだよ。

自分の人生を犠牲にしないで。

できる範囲でサポートして、自分の人生も生きよう。

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