2024年残暑お見舞いの音楽
夏が急に終わりそうだが、感覚と反するように週末はまためちゃめちゃ夏らしい。
残暑をお見舞いしてやるぜ。残暑と踊ろうぜ。少しクールに。
プレイリスト
曲解説
1.Triste /アントニオカルロスジョピン
ブラジルのレジェンドの名曲から。静かなイントロ、美しいピアノ、ささやかなドラミング、通り抜ける風のようなトランペット。優雅なため息が出るような優しさがある音楽。
2.Reebok(tofubeats Remix)/柴田聡子
最新アルバムYour Favorite ThingsよりtofubeatsのRemixが!ラヴァーズロック感満載のアレンジが、夏の終わりを彩る。「きみの行くところに行くような つまらないわたしで居させて」という歌詞が切なくも大事な言葉として響く。
3.Eye Know/De La Soul
突然のクラシック。ある日吉祥寺のココナッツディスクで、ふと聴きたくなり購入。「レコードにミルクをこぼしたような」と彼ら自身が表現している音楽は、意外と睡眠前に静かに聴くと合う。会ったことないけれど、多分優しい人たち。そして、最高のイントロ。
4.相席屋に行きたい/トリプルファイヤー
世は空前のSSW時代。すべての良い曲はSSWと素晴らしいアレンジャーが作っているのではないか?と思う2024年にロックバンドとしての意地を感じる。いや、本人たちはそんなこと考えてないかもしれないけれど。イントロでだんだん盛り上がって、いきなりディストピアな歌に流れ込む怖さ。怖さは面白さか、面白さが怖さか?
※アルバム全体は以下でレビューさせていただきました
5.ヒカラビ/YUNOWA
From京都。ジャズ、dubへの傾倒と人力へのこだわりを感じる一曲。
クールで、少し寂しげな音楽。Talking Headsへのオマージュも素敵。
6.Love Deluxe/優河
本日リリース?フォーキーなSSWが、ダンサブルなサウンドを歌ったらどうなる?の答えがここに。リズムセクションの抜き差し、盛り上がりが完璧。永遠にこれで踊りたい一曲。
7.We Are Making Out/Mura Masa & yeule
反物語的なダンスミュージック。これぞ2024年のクラシック。
アルバム詳細は以下でレビューさせてもらいました。
8.Sahib Teri Bandi-Maki Madni/The Derek Trucks Band
突然のDerek Trucks。
パキスタンの大歌手ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのカバー。
原曲も荘厳で素晴らしいが、Derek Trucksのアレンジも最高。特にギターのトーンとドラム。2:32のブレイクはもう一周早くても遅くてもダメな、このタイミングこそ。
9.Holy,Holy/Geordie Greep
故(?)Black Midiのボーカルソロデビュー作。Black Midiの時にはおそらくできなかったであろうポップネスさを、色々とごちゃ混ぜなカオスの向こうからぶん投げつけられた音楽。これってポップなのか?それともハードコア?フュージョン?なになに?と言ってる間に過ぎ去る。
10.地下鉄の揺れるリズムで(feat.村上基)/スカート
ポップスタースカートの新作。
鮮やかなコードワーク、軽やかなリズム、そして流れ去るような転調。素晴らしい。
某ラーメンチェーンに入店したら、店内BGMとして流れていて少し感動。
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