【ゲームレビュー#3】ドラゴンクエスト
★プレイ機種:Wii
★総プレイ時間:20時間未満
伝説のドラクエ1作目。ドラクエシリーズは大好きで色々プレイしていたのに、1をプレイしたのは8が出た後となった。
映像はものすごく古いドットで色も少ないし、パーティーメンバーも1人だしということで、いくらドラクエ好きだからって特にプレイしなくてもいいかなと思っていたのだけど、ゲームオタクの母が「意外と今やっても面白いよ」というのでやってみた。Wiiで1、2、3のセットが出なかったらたぶん今もプレイしていなかったと思う。
で、これがなかなか面白い!ドラクエの原点なので、その補正や有名なセリフが聞けるという楽しみが加わっているとはいえ、これだけゲームがたくさんある時代にやっても面白いということは、当時はそれはすごかったんだろうなと。
ストーリーは王道だけど、かといってひねりがないわけじゃなく、ちゃんとわくわくできる話になっている。町の人の話をしっかり聞かないとどこへ行けばいいか分からなかったり危険な目にあうようになっているのも、意味があって面白い。数々の名シーン・有名なセリフを実際にプレイしながら見れると、ちょっとニヤッとしてしまう。
システムはパーティー1人なので全滅のスリル感がすごい。回復すりゃいいってもんじゃない。相手が悪いと回復だけでジリ貧になる。スライムだって束になれば怖い。でもバランスが破城しているというほどではなく、ちゃんとレベルを上げたり装備を整えれば問題なく楽しめる。とはいえ、不慮の事故は起きやすいのでかの有名な「シんでしまうとはなさけない!」を聞くことになる。あまりに有名になりすぎたセリフなので、悔しさよりもいつもワンパターンな王に笑ってしまう。
戦闘以外でも、フィールドや洞窟・町をめぐるのもわくわくする。地図はそう広くないのだけど、各地に特徴があってワンパターンになっていないのが良い。わたしが好きな町はメルキドとガライ。どちらもちょっとしたギミックがあるのが好き。ダンジョンも一筋縄ではいかなくなっていて、迷って出られないほどではないけれど、ちょっとはウロウロするハメになる。特にラストダンジョンは、方向音痴の私は結構苦戦した。体力やアイテムのこともあるので何往復かした記憶。
いい意味で短いので、ダラダラせず楽しめたのも良かったのかなと。数々の名シーン、迷言や美しいBGMも堪能できるのでやって良かった作品。サクッとクリアできるので、今まで触れてこなかった人もレトロなドラクエをぜひ味わってみてほしい。
あと横歩きめっちゃ面白い。これはガチ。
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