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モンテッソーリ教育についてまとめてみた。

こんにちは、希空です。

前のページで書いた通り、日本の多くの保育所・幼稚園でモンテッソーリ教育が行われています。また、本格的に行っていなくても保育室にモンテッソーリの教具がある場合も多いです。

保育学生は授業で様々な教育方法があることに触れることがあっても、ひとつ一つの内容に触れることはありません。そこで今回は、日本でも多くの保育所・幼稚園で実施されているモンテッソーリ教育についてまとめてみました。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育はイタリア出身の医師マリア・モンテッソーリが確立した教育方法。子どもは教えなくてもハイハイをしたり、歩いたりするように、子どもは自分で成長する力を持っているという考え方が基本となる。そして、自立し有能で責任感があり、他人への思いやりの気持ち、生涯学び続ける姿勢をもった人間を育てることを目標としている。大人に求められるのは子どもをサポートすることである。

サポートするとは

では、”サポートする”には何が含まれるのだろうか。

・子どもを注意深く観察する。
・環境を整える。
・お手本を見せる。

モンテッソーリ教育は子どもが自分で成長することを重視するため、保育は全て子どもが主体となる。大人が行うサポートとは子どもを注意深く観察しその子どもがどの発達段階にいるのか、どのようなことに興味関心があるのかを的確に捉え、最適な環境を整え、手本を示すことである。

主な活動内容

モンテッソーリ教育では、子どもの活動を次の5つの分野に分類した。

①日常生活の練習
家事やリボン結びの練習をすること。1~3歳になると、大人の行動を真似するようになり、家事に興味をもつことも多い。多くの場合、危ないからといった理由で乳幼児にさせることは少ない。しかし大人がすべきことは、危ないからさせないではなく、どうしたら安全に出来るのかを考えることである。モンテッソーリ教育には、実際に使用することができる子ども向けの包丁などが販売されており、それらを使用することで子どもの敏感期を逃さずに、家事にチャレンジすることが出来る。また大人と同じことが出来るということから、自立する心も育つ。

②感覚教育
次は五感の発達である。3~6歳の時期に発達が進み、感覚が敏感になる。ここでは、音の高低や色の違いなどに触れる教具が用意されている。

③言語教育
4歳頃になると文字に興味を持つようになる。読む・書く・話す・聞くのみでなく文法も学ぶ。ここでは絵合わせカードなどが使用される。

④算数教育
次は3~4歳頃になるとおもちゃの数を数えたり、車のナンバープレートに興味を持ったりする。(数への興味)感覚で捉えられる”量物”、量物を表すときに使う”数詞”、そして”数字”の3つを学ぶ。ここでは、算数棒などが使用される。

⑤文化教育
身近な物に触れながら生物や音楽、歴史、地理などを学ぶ。世界地図パズルなどが使われる。

まとめ

今回は、モンテッソーリ教育についてまとめていました。保育学生のみでなくお子様をもつ保護者の方にもこのような教育方法があることを知って頂けたら嬉しいです。モンテッソーリ教育は多くの教具が販売されており、手作りできるものも多数あります。もしよければ、取り入れてみてください。

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