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ChatGPTのTeamプランに入って分かったこと

Teamプランが実装されました。

1月11日のアップデートでChatGPTにTeamプランが実装されました。
プランの内容はこのようなものです。

簡単に説明すると
・チャットのやりとりが3時間で40回だったものが3時間で100回に拡張。
・プロンプトの入力が32Kに拡張。(日本語が2バイト文字なので32K÷2=16K=16,000文字が入力可能)
・Team内専用・共用のGPTsが作成可能。
・Team内のプロンプトはGPTの学習に使われない
GPTsSTOREの利用が可能。
という感じです。

料金について

 料金については1アカウント辺り$30(毎月更新)、年払いだと月額$25になります。また、最低2アカウントの契約が必要になります。
 この契約について、実際にアカウントを作成したから分かった、重要なことがあります。(ここが人柱ポイント)

 Teamのアカウントは現在有料契約しているアカウントのアップグレードではなく、別に2アカウント取得することになります。

 ここで取得した2アカウントのうち、1つを管理者として自分自身が使います。よって、残り1人にアカウントを付与することができます。付与する相手のアカウントは無料版でも大丈夫です。その人のライセンス料を管理者が支払う形です。相手が有料版であっても、Team用のアカウントはこちらのライセンスを消費します。

 Teamのライセンスは付け替えが可能なので、一時的にTeamライセンスを付与するという形も取ることが可能です。

 ライセンスを共有することなくひとりでこの機能を使おうとする場合、3ライセンス分の費用が発生します。
 $20 + $30 × 2 = $80  (12,000円!)

 Teamのライセンスを取得した後に有料アカウントを無料アカウントに切り替えれば2アカウントの料金になります。
 しかし、未確認ですが無料版にするとこれまでのチャット履歴やGPTsが消えてしまうようなので、ここは試していません。
 有料版を使い始めてあまり資産が無い人は、値段は倍にはなりますがTeamにするのを検討してもいいかと思います。

 いずれにしても、いきなり年払いにせず、まずは月払いで様子を見ることをお勧めします。

企業用チャットボットについて

 ChatGPTをベースとした企業用のチャットボットは、情報流出の恐れからAPIを使ったカスタマイズを行ったものを提供しています。こちらは安全性のためかなりの機能を制限されたものになっており、個人名が入った時点で弾かれるとか、チャットの履歴を覚えてくれないとか、ファイルのアップロードができないなど、本来のChatGPTの性能を活かせないものでした。
 これがTeamによって情報の学習に使われないことが保障されるのであれば、わざわざ制限されたものを使わずとも、本家のChatGPTを使うという選択も考えられます。
 社員数が多いとライセンスを全員分用意するのはかなりの費用ですが、付け替えが可能なのでリアルタイムに必要な数のライセンスだけ購入するという運用も可能になります。曜日によって使う人を分けるというのも可能かも知れません。
 ちなみに、ライセンスの付け替えは付け替えたい人のメールアドレスに案内のリンクが送られるので、付けたい人のメールアドレスをTeamに入力するのですが、こちらはcsvファイルで一括で入れられるようなので上手に運用すれば現在全社員にライセンス付与しているようなところはコスト削減ができるかも知れません。


まとめ

 個人で使うには、既存の有料版のアップグレードではなく別にライセンスを取得するというのは大きなポイントであり注意点です。
 企業にとっては、これまでの制限されたChatGPTではない物が使えるようになるメリットがあります。
(現在カスタマイズしたChatGPTを提供している会社は戦々恐々かも知れません。)

 Teamプランについては出たばかりで情報も少なく、OpenAIの説明もわかりにくいので、この記事が参考になれば幸いです。 


 
GPTの使い方コーチングやGPTsでチャットボット作成もやってます。


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https://peraichi.com/landing_pages/view/chatgpt


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