見出し画像

15年契約していたレンタル倉庫を解約した話

レンタル倉庫をご存知でしょうか。
名前の通り、月極で料金を支払ってレンタルする倉庫です。
コンテナタイプの倉庫が多いでしょうか。

私の実家ではこのレンタル倉庫を約15年契約していました。
月額7千円程支払っていました。
つまり15年で約120万円支払った計算になります。
チリも積もれば、と言いますが恐ろしいです。

今回、重い腰を上げて母と二人で倉庫を片付け、解約に至りました。
片付けの記録をご覧いただければと思います。

どんな物を倉庫で保管していたか

・使っていない家電(扇風機×2、電気ヒーター、オイルヒーター、灯油ファンヒーター)
・使っていないスーツケース×3
・座布団2セット(計10枚)
・使っていないキャンプ道具
・母親の実家で使っていた食器類、花器類
・アルバム、写真
・書類やはがき
・私と弟の幼少期の制作物、学校関係の書類
・バイクのマフラー
・水槽、ハムスターの小屋

私の家族は物が捨てられない性格で、実家は物で溢れています。
子供である私と弟は実家を出て10年近く経つのですが、私たちが使っていた部屋も、今では物で一杯になってしまっています。

家で保管できず、なおかつ捨てられない物が、倉庫にたくさん押し込まれているという状態です。

改めて倉庫を確認した感想ですが、なんでこんな物を保管していたんだろう、という物ばかりでした。

結果的に9割は処分することになったのですが、これらゴミと言ってもいい物を保管するのに、120万も支払ったんだと思うと愕然とします(支払っていたのは私ではなく、親ですが)。

片付け前の倉庫(家電をとりあえず出した状態)
ダンボールには食器や書類が詰め込まれている


片付け方法

片付け方法は、次の通りです。
シンプルに要らない物はどんどん捨てるという方針です。

①とにかく要る物、要らない物にどんどん分ける。

②要らない物は、「捨てる物」「フリマアプリに出す物」に分ける

③自治体のゴミ袋で捨てられる物は、指定の日に捨てる

④粗大ゴミは自治体の処理センターに持ち込む


片付けに要した日数

私と母の休日が合う日に、計4日かけて選別、処分していきました。
かかった時間はトータル25時間くらいです。

母の実家の物が多く、思い出の品を要る要らないで判断するのは、大変そうでした。

私の幼少期の作品がダンボール二箱くらいあり、片付けていて懐かしかったです。
実家を出る際に、幼少期の物は自分の手で全て捨てたと思っていたのですが、いくつか母が保管してくれていたようです。

しかし、残していても仕方がないので、思い出だけ心に残して全て処分しました。
私は物が無くなっても、思い出が消えるわけではない、と思っています。


結果的に全体の9割は処分しました。
とにかく捨てました。
複数回に分けて、燃えるゴミ20袋、燃えないゴミ15袋くらい処分しました。

自治体の処理センターには2回ゴミを持ち込みました。
計60キロくらい持ち込み、お金を払って処分しました。

9割処分し、残った1割のうち使える食器は実家で利用、キャリーケース一つも実家で保管することにしました。

私は小皿5枚セットとガラスの冷茶コップのセットをもらいました。

後はフリマアプリに出し、売れない物は処分していきました。

片付け2日目、終了時
床が見えて、かなりスッキリした
片付け4日目。
棚は解体し、処分センターに持っていく
片付け終了


なぜ15年も片付けられなかったのか

母方の祖父が亡くなり、祖父が住んでいた一軒家を解体したのが15年前です。
解体時に処分に迷った物が多数あり、レンタル倉庫を契約しました。
マンションには物が入りきらなかったのです。

母としては、祖父が亡くなり、実家も解体し、そのうえ思い出の物も全て処分するというのは辛かったのだと思います。

レンタル倉庫の契約後は、家の捨てられない物もどんどん倉庫に押し込まれ、手が付けられない状態になっていました。

片付けられなかった理由を簡単にまとめました。

・長い間、親も私も片付けの仕方を知らなかった(何を捨てて、何を残せばいいかわからなかった)
・とにかく物が多く、片付ける気力が湧かなかった
・母の心情的に、母の実家(祖父母は他界、家も解体済み)にあった物を片付ける決心が付かなかった
・なんとなく、家の捨てづらい物は倉庫で保管しておこう、という気持ちになっていた


なぜ片付ける気になったか

長年手を付けられなかったのに、片付ける気になった理由は次の通りです。

・私が片付けのノウハウを身につけたので、片付けたくなった
・両親が元気なうちに片付けしたいと思った
・母親から、倉庫にこれ以上お金を払いたくないと相談された
・母親が、両親の形見などを片付ける決心ができた(昔は感情的に無理だった)

私自身も長い間片付けができず、散らかった部屋で過ごしていました。
10年前に一念発起して片付けを始め、ようやく片付けスキルが身に付いてきたと感じています。

両親は現在60代ですが、心身ともに元気なうちに早く片付けたいと思い、今回ようやく片付けに取り組むことができました。

片付けながら母と話をしていたのですが、祖父母が亡くなって時間が経ったことで、ようやく色々と処分する決心ができた、と言っていました。
長い時間がかかりましたが、心を整理するためには必要な時間だったのかな、と思います。


片付けを終えて思うこと

・倉庫を解約できてスッキリできた
・これ以上、倉庫に無駄にお金を払わなくて済んで嬉しい
・物を捨てたからといって、思い出がなくなるわけではない
・使える物がいくつか見つかって嬉しい

片付けに時間も労力もかかりましたが、終わってすっきりした気持ちです。

倉庫を借りていたくらいなので、実家はまだまだ物が多く、散らかっています…
実家も少しずつ片付けていきたいと思います。

私の戦利品。
お皿とコップのレトロさが気に入っている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?