見出し画像

令和のアニソンはK-POPの夢を見るか?

どーも!先月までに書けば5ヶ月連続記事更新達成だったのにそれを逃してしまったきらです。

今回は最近の、特にアイドル系コンテンツの楽曲でK-POPっぽいの増えた!って意見を目にするようになった気がするなぁということで、それについて書き殴っていきます。


はじめに

まず先に謝っておきますが、わかりやすくするために「アニソン」とタイトルに入れましたが今回の記事では2次元コンテンツの楽曲全般を含みます。
なので正しくは二次元コンテンツ楽曲全般ということになります。
じゃ、本題に…

先月16日にリリースされた学マス(学園アイドルマスター)にハマっていて、
ここ数年来できなかった毎日のゲームログインができてるんですねぇ

この学マスはアイドルと一対一でプロデュースするという今までのアイドルマスターシリーズではなかった作品という認識です。
アイドルには一人ひとり楽曲が用意されているわけですが、
それが一部でK-POPっぽいねという意見が散見される楽曲が2つあります。

一つは作品の花、主人公である 花見咲季の楽曲「Fighting My Way」

もう一つは紫雲清夏の楽曲「Tame-Lie-One-Step」

聞いてもらえればそれっぽさは感じるんじゃないかと。
…どうです?

何をもって「K-POPっぽい」のか

これ、今回のテーマで一番大事な部分ですよね。
結論からいうと明確な定義はないと思っています。
音楽理論を知っているわけではないですが、調べた限りそれらしく音楽的に体系立ったジャンルに当てはめることはできず
あくまで聞き手の主観でしか決められないからです。

とはいえ、"それっぽい" というからには何かしらの共通項があるのも事実。
その要因を長ったらしく垂れ流しますw

基本にあるのは既存の人気ジャンルである

それなり調べたぜ!った方もいるかもですが、
先に挙げたうちTame-Lie-One-Stepの方はイギリスが発祥のジャンル「UKガラージ」と呼ばれるものに極めて近いです。


ですが、これらを聞いて「あ~それっぽいわ~」って思うかと言われるとおそらくほとんどの人は首を縦には振らないと思います。

では一体なんなのか。

その鍵は、独特のイントネーション

確定では無いものの、それっぽさを感じている部分を考えると
個人的に真っ先に挙げられると思ったのはイントネーションです。

個人的に該当すると思った箇所は29秒~
とりあえず聞いて下さい。
(下記サムネはその箇所から再生されるはず)

テキストに起こすとこういう感じになるかと思います。

見せるデコル「テ⤴」オシャレ あの子 憧「れ⤴」
I wanna 「say⤵」未完「成⤵」

Tame-Lie-One-Step 歌詞より

個人的に語尾だけを必ず2音以上下げる部分がらしさを感じる要因なのかなと思っています。

他にもトリル的な要領で「上→下→上→下」という音使いを何回か繰り返すというのも特徴かな…?(この曲には無い)


特に日本において語尾を一気に上げるのはそれなりにあり、~あの子憧れの部分まではそうは思わなかったりします。

反対に、2音以上下げるというのはあまり聞かないんですよね。
例えば、露骨にわかりやすい下げ方でスグに思いつき、かつわかりやすいのはTWICEのTTサビ

気づかないふ「り⤵」やめ「て⤵」やめ「て⤵」

TTより

この辺かなと思います。

ここでFighting My Wayをあえて抜かして解説しましたが、
楽曲部分でいうとあれは普通のEDMなんです。
もうちょい言うといつものギガPっぽい曲。

じゃあ何でそれでもK-POPみを感じるかというと、やはりイントネーションにかかってるんですよね。
例えば…

ほ「ら⤵」 そん「な⤵」 ソワソワしてた「ら⤵」

Fighting My Way 歌詞より

実際、振りや衣装的に今回挙げたお二方はかなり「意識」してるので、狙ってるとは思います。

今ドキらしさを演出しやすい「アイコン」

2020年以降コロナ禍でのステイホームをキッカケとした第4次韓流ブームとも言える最中、
比較的分かりやすく新しい楽曲だと特徴付けられるというメリットがあるのかな?と思います。

スマートフォン業界におけるデザインの流行りであったノッチと似たようなもので、
この属性を付けるだけで「新しい曲」という事をファン層以外が聞いた時も分かりやすく示るメリットが考えられます。

それとK-POPに聴き馴染みのある将来のファンを惹きつけられるというメリットもあろうかと。

まぁそれ以外だと製作側がマンネリ化を感じてしまっていたり、妙な理由づけはなく新規層を取り込みたいという理由だけかもしれませんがねw

学マス以前から増えつつあるKPOP-ishなアニソン

私は勝手にK-POP風なものである(それをベンチマークにしてる)曲を便宜上、KPOP-ishと呼ぶことにしましたが、
この流れの走りになったのはアイドルマスターシャイニーカラーズに登場するSHHisだと思われます。

どうですか?…それっぽいかと。

2021年ごろからこの系統はそれとなく増えてるんですよね。

他にもにじさんじのTRiNITY

アイプラのIIIX

電音部 NDA


なんとなくいずれもカッコいい系統のユニットに使われているような気がして、
イマドキを表すアイコンであるとともに「カッコいい」アーティストのわかりやすい概念なのかなって理解することにしています。

流行りの曲調はタイムカプセル

なんとなく思うんですが、その時代ごとにこんなのが流行ってたのかと振り返れるこう言うアイコニックな曲調というのは10年後に効いてくるんだと思います。

いったい10年後はどんな曲調が流行ってるんでしょうね…

おしまい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?