学校内と地域の民間の学童で活動して思うこと。

今回は、これまで数箇所の学童で活動して、感じたことを書いてみたい。

といっても、私自身は小学生のとき学童には行っていなかった。だから、子ども目線の学童はあまりよくわからない。
でも、通っていた小学校の学童は当時、児童館で行われていて、学童に行っている子たちと混ざって放課後に一緒に遊ぶことは日常的にあった。
そんな地元の学童も、数年前からは小学校の中で運営されている。学校内に学童があると、放課後に学童に行っていない子と学童に行っている子は遊べないんだよね
って。
それは、ここでは置いておいて....

高校生のころから、学童や子どもの居場所づくりの活動に関わってきた私は、小学校内の学童と民間で行われている学童の両方をみた。
その中で感じた大きな違いは、自由度と人数だ。

学校内の学童は、一言で言うと学校と同じ感じ。
時間割みたいに、宿題・おやつ・自由遊びの時間が決められていて、みんな同じ時間に同じことをする。
普段の学校生活よりは緩いものの、窮屈でどこか縛られている感じだ。
人数は、一学級40人~70人ぐらい。

一方、民間の学童は、時間配分はない。
学校から帰ってきたら、それぞれ宿題をして、終わった子からお菓子を食べたり遊んだり。
人数も小学校に比べると少人数だし、大人に対しての子供の数にも余裕がある。
全体的にのびのびとしている。

これは、バイトやボランティアで活動する私だけの目線で言えることではないけれど、指導員やスタッフ側も、学校内の学童は職員数に対しての加配の子が多いこともあり、子どもたちと関わりたいように関われないこともある一方で、民間の学童は比較的自由に関われるように感じる。

そして、この環境や雰囲気は子どもたちの余裕とも関連しているように思う。

私は少し特殊な学校生活を過ごしてきたこともあって、自分が子ども側だとしても大人側だとしても、学校生活のようなものより自由なほうが向いていると思う。
でも、学校でも民間でも、学童で活動していると学校や集団がしんどいという子の気持ちに寄り添えるから、子どもたちはこんなにがんばってるんだから、私も一緒に頑張ろうって思える。それは仕事のモチベーションにもなってるんだ。

学童で活動していると、子どもたちは遊びながら、自分の話や家庭の話、学校の話、習い事の話、色々なことを話してくれる。
中には、しんどいことや悩みも、ある。
何かをしてあげることはできない。ただ、受け止めることだけ。

だけど、子どもなりに、悩んで、考えて、一生懸命生活している。
そんな小学生たちの中で過ごし、いろいろなことを感じられる時間を、大切にしたい。

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