1.コンビニ店員になった頃の話。
私は週末コンビニ店員だ。ただのコンビニ店員さん。いや、出来ないコンビニ店員さんだね。笑
高校生の途中から生活費がかかっていたバイト生活。なのに、大学生になってすぐに2か月ほど無職になってしまった。毎週複数の企業に面接に行くも、全然決まらない。どうしよう、と思い、諦めかけていたときに救われたのが、現在働かせてもらっているコンビニだ。
コンビニのお仕事では、レジや品出し、掃除や簡単な調理など幅広く様々なことが出来る。はじめはなかなか覚えられなかったけれど、慣れてしまえばそんなに難しいものでもない。
それに加えて、コンビニ店員にもっとも求められることはスピードだ。私が不得意とすることの上位にあるもの。仕事をはじめたばかりのとき、これは向いてないな、と思った。
それでも私は、自分のペースだけは崩さないようにしていた。自分のペースを保てなくなると何もうまくいかなくなってしまうことがあるから。働く場所よっては、とっくにクビになっているだろう。
そんな状態の私に、どこまでも丁寧に教えてくれる先輩社員さんがいた。どれだけ仕事ができなくても、何度も細かいところまで教えてくれた。私のペースを受け入れてくれた。そのおかげで、今の私はコンビニ店員をするのが楽しい。
いつ辞めよう、と考えていたのが噓みたいに。
偶然なのか奇跡なのか運命なのかわからない出会い。そういうものほど、自分の生活に大きな影響を与えてくれるものになったりする。一生涯続くことになる出会いもある。だから、大切にしたいよねって思うんだ
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