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今、舞台に立つこと。


『 MasqueraDead 』を上演したのが
もう1ヶ月前のことだなんて

時の流れは恐ろしく早く
なんだかゆるゆると流れている気もする

そうして明日から、
また新たな幕が開く。


いつだって
板の上で生きられることは
この上ないさいわいで満ちている


それがこのご時世下ならば尚更で


開幕を目前に控えたタイミングで

3度目の緊急事態宣言


上演の地である栃木県は
対象地域から外れてはいるが、
先日クラスターが発生したり、
日本中何処にいても
油断できない状況である。


だからこそ

今回、有観客で上演することは

果たしてどうなのか?という話を

座組み全員で話し合ったりもした


場所は栃木であっても
東京から来ている関係者もいる

僕だって
東京に出入りしている人間である

そんな人間がいる環境で上演をする

そのことをお客様は
受け入れてくださるのだろうか?

一方で、ここで辞めてしまったら
やっぱり舞台というものは
生きる上で必要ないものであるという印を
自らの手で押してしまうのではないか


考えても、考えても、
何が「正解か」は分からなかった


だから僕らは選びました


「有観客で上演する」ということを選びました


遠方からご来場を予定してくださっていた方

東京からご来場を予定してくださっていた方

有難いことに僕のお客様は
日本中いろいろな所にいらっしゃる

そうして

来場を見送る

という決断をされた方も多くいる


「ごめんね」

ということばと共に
配信に切り替えることを選ばれた方が沢山いた


もうわからなかった

何が正しいのか

わからなかった

わからない


だから


だからこそ


選んだみちを
精一杯生きることが
僕の正解と思っている


明日、幕が開く。


様々な想いを抱いて
沢山の方が
明日を迎える


精一杯生きよう


今できる全力で


選んでくださった方のために


自分自身のために


様々な選択への感謝を込めて


舞台の上で


精一杯


生きます




- 舞台 -

りくろあれ 劇場本公演
『 外科室 』
原作:泉鏡花

ひとを想う、
儚くて、愛おしい、物語。静謐。

2021.05.02(日)・03(月祝)
於:アトリエほんまる(栃木県)

▶︎公演詳細

▶︎配信観劇申込
*備考に常盤と記すと僕が歓喜します

このサポートは、基本的に、僕の、お勉強や、成長の為に、使わせていただきます。 キモチと、キモチが、交われたら、、よしなに。