意識の低いオンラインミーティングのマナー
そろそろオンラインミーティング/Web会議/ビデオ会議と呼ばれるものをやりだしてそろそろ10年ぐらい経つので、マナー講師のようにマナーについて語っていこうと思う。
このwithコロナ時代ではオンラインミーティングがより活発になってきたのでここでは初めてオンラインミーティングを始めた人たちに本当に大切なことを伝えよう。
はじめに挨拶しよう
オンラインミーティングに入ったらまずは挨拶をしよう。
良い人間関係のはじめは挨拶からとか意味のわからないことは言わない。挨拶をしないと自分の声が他のメンバーに聞こえているのか、他のメンバーの声が聞こえるかがわからないから挨拶は重要になる。
ここで厄介なのがオンラインミーティングの仕組みで大多数のサービスはP2P方式になる。そのため人と人の間で音声などのやりとりをするのだが、このとき特定の人とだけやりとりができないという異常ケースが起きるときがある。これは本当に気づきにくく、実際にミーティングがはじまってから「あれ?今誰か喋ってる?」みたいなことになってミーティングが止まることになるのだ。
この異常ケース以外でもマイクの接続ができてなかった、設定が変わっていたなどでよく話せない、聞こえない状態にはなりがちだ。まずは挨拶してちゃんと接続できているのか確認しよう。
挨拶以外にも最初にコーヒーブレイクということで雑談をしてもよい。こちらだと最初に軽く話すことで発言しやすくなるのでおすすめだ。
服は着よう
服装でミーティングの内容は何も変わらないのでどんな格好でもいい。
ただ、自分がみられて恥ずかしい格好や、他人を不快にする格好(全裸やセクシーすぎる格好とか)はやめておこう。ウェブカメラが動いたり、うっかり立ち上がってしまったときのために服は来ていた方が良い。
カメラをオフにしているから大丈夫と思っている人もいるだろう。しかし、それはうっかりカメラをオンにしてしまう事故があるのでおすすめしない。たまにデフォルトでカメラがオンになって映ってから気づくことが本当にあるからだ。人間が事故を100%防ぐことはできないので、事故っても大丈夫なように準備はしておこう。
もし見えないようにしたいならウェブカメラカバーをつけるといい。
これならアナログで隠せるのでうっかり見える事故は少なくなる。
ウェブカメラはオフで構わない
自宅のネットワーク環境が弱い参加者がいる場合は原則カメラはオフにするべきだ。先に言った通りオンラインミーティングのサービスはP2P方式なので、カメラを有効にすると通信量が増大してしまいミーティングに支障が出てしまう。こういった問題が出るぐらいならカメラはオフにした方がいい。(もちろんネットワーク環境は整えた方が安定するので、できるならやった方がいい)
実際、カメラをオンにしてあるメリットは相手の表情が見えて情報量が増えて話しやすくなるぐらいだ。もちろんセンシティブな会話をするときはオンにした方が安全だが、そんな会話をするミーティングがどれだけあるのかという話だ。大多数のミーティングでは事前に議事録を共有したり、共通認識のためのインプットの資料を読んでおいてもらうように準備した方がうまく行く。なんならチャットやナレッジ系のサービスでやりとりまでしてしまえば、そもそもオンラインミーティングすらやる必要がないことまである。
ミュートは一時的にしよう
たまにミュートにしたまま話してしまい議論がうまく深まらないときがある。これはオンラインミーティング慣れしているメンバー相手でも本当に起きる。月に数回は「◯◯さん、ミュートかも?」みたいに声をかけることがあるので本当に面倒臭い。
ではどういうときにミュートにするといいのかと言うと、相手を不快にする音を出すときだ。咳やくしゃみ、咀嚼音などが出るときは一時的にミュートにした方がいい。実際、ヘッドフォンやイヤフォンを使っているとこの音が耳元で聞こえるのはかなり不快だ。
他には家族から声をかけられたときなど、ミーティングの参加者に聞かせたくない音があるときなども一時的にミュートにしよう。
もし、騒音などが大きく聞こえる場合はKrispをいれるといい。
Krispではスピーカー、もしくはマイクに対してノイズキャンセリングできるため自分の環境ならマイクに対してノイズキャンセンリング、相手から聞こえるならスピーカーに対してノイズキャンセンリングをかけることでミュートにしなくても騒音を抑えることができる。(限度はある)
オンラインミーティング環境にお金を出せるなら指向性の高いマイクを買うのも良い。
指向性のあるところからしか音を拾わなくなるので、くしゃみをするときにミュートをしなくても指向性のあるところからズラすだけで済むので楽になる。
蛇足: オンラインミーティング環境にお金と時間をかけるべきか
2020年に各一眼カメラのウェブカメラ対応や、Youtubeの盛り上がりに合わせてマイクやオーディオインターフェースの情報が活発に出るようになった。また、VTuberのようにガワを被る技術も一般的になってきた。
そのため、オンラインミーティングにおける映像や音声の質をかなり上げれるようになったが、そこにお金と時間をかけるべきだろうか?
実際に2020年に金と時間を注ぎ込んだ身としては、雑談などのネタにできるというだけで特に効果はない。言ってしまえば自己満でしかない。
大事なのはミーティングの中身だ。
とはいえ自己満なんだけど、自分のテンションは上がるのでやることは否定しない。私は今年こそ美少女のガワを被って、ボイスチェンジャーで可愛い声を出すんだ!!!
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