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絹織のーと

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詩集です。徒然なるままに。そしてその大半は、たった一人の為だけに。
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2021年1月の記事一覧

どくせん

どくせん

ああ どんなに傍に居ても

どうしてこんなに独占したいんだろうスマホを見ているのも

誰かの話をしているのも

僕以外の何かに指を伸ばすのも

全部嫉妬してしまうんだ

僕だけをみて

僕の声だけを聞いて

僕の傍に居てよ

僕が君しかいらないように

君も僕しか要らなくなって

いきる

いきる

「そんなの無理だろ。誰かが居なくなったって、悲しみながらも毎日ちゃんと生きていくんだから」

あなたはそう言って笑った。

私も「そう」なれる?

こんなに悲しんでいても

こんなに苦しんでいても

「いつか」は ちゃんと笑える?

教えてよ

私は、あなたが居なければ

私なんて要らないの

あなたが欲しい

あなたしか要らないのに

「私がいなければ

 生きていけないようにしてやるわ」

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あじわい

あじわい

キミって思ってたより馬鹿だな

僕が離れていくと思ってるんだ?

僕がどんなに待ち焦がれていたのか

ちっとも気づいてないんだね

他の誰かが居なくなるのを

ずっとずっと待っていた

ずっとずっとずっと

ずっとずっとずっと

僕の気持ちが生半可だと思ってるの

どんだけ愛してるか

分かっていなかったんだね

大丈夫

これからの人生残り全部

僕がもらう

他の誰にも渡すもんか

キミも一生

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きめた

きめた

だってもう決めたから

諦めないって君が愛おしくて

望みがないと知って

諦めようと思ったよ

僕だって

でも

諦められないんだ

どうやっても

君が離れていかない

だからもう

諦める、を諦める

つまり

一生 好きってことさ