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仕方がない、と片づけるしかない。

小さいころから
自分のことも
家族のことも
友達のことも

どこか一線を引いていた。

なんでもいい
どっちでもいい

それが口癖だった。

何をするにもどうでもいいと
思っていた。

でも、わかっていた。

考えることから逃げて
自分が傷つくことから逃げて
周りを傷つけることから逃げて
責任を負うことから逃げていたことを。

意思を持つことが怖かった

だから、選んでうまく行かなかったときには
誰かのせいにしたり、
自分を正当化したりするしかなかった。

そんな世界が苦しいし、
そんな自分も嫌。
逃げ出したくて、
今の環境から離れたくて、
自分で道を選んだこともあった。

色んな事を知ったし、色んな経験もした。
得るものはたくさんあった。

その分、色々な物を犠牲にしたし、
後悔もした。


人は、そんなに万能なわけではない。
目の前のことに必死で、
生きるために、もがくのである。

行きついたその場所で生き延びるため
自分を追い込んでしまったり、
時間を犠牲にしてしまったり、
吐き出せず、逃げ出せず苦しんでしまう事も
あるかもしれない。


でも、理解できないのだ。
逃げることは悪い事なのか


逃げ道も、周り道も、抜け道も、


全て立派な道だ。


少し道を間違えたと思えばいい。
間違えたなら仕方がない。
また新しい道で行くしかない。


わざわざ苦しい道、険しい道、獣道を、
歩き続ける必要はない。

誰かの手を借りてもいい。
新しく地図を開いてもいい。
誰かについていってもいい。

どんな道でも、
迷っても、止まっても、
また歩き出せばいい。


迷子になったら、
仕方がないと片づけるしかないんだ。

だって、道なんて無限にあるんだから。


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