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父の意識が無い-1

10.Feb.2023

昨夜、父に対してイライラし
そのままの気分で迎えた朝。

なかなか起き上がる気持ちにならず
布団の中で渋ってはいたものの
「あ。今日はゴミの日だった」
と、起き上がる。

このゴミ出しが少々大変。

父はオムツをしていますが、
元々、大変心配症で几帳面な気質のため
夜中に漏らさないかと気が気でないらしく
そのため1時間おきに起き上がって
その度にオムツパッドを換えてしまいます。

そのため、オムツとパットのゴミだけで
相当な量。
水分を含んだそれは、かなりの重量になり
ゴミ出しの日は、それをまとめて運ぶのだけでも一苦労。

ゴミ出しは時間が決まっているので
少しでも遅く起きてしまうと
ご飯を作るより先に、ゴミ出し。

この日は、起きるのが少々遅かったので
ゴミ出しをしている間にふかし芋で食い繋いでいた父でした。

私は、ゴミ出しから帰ってきて、食事の準備に取り掛かるも
きんぴら用の牛蒡が長くて、なかなか切り終わらず奮闘していました。

食事を作っている最中は
お腹をすかした子供のように
自分のお皿だけ自分の前に用意して
ストーブの前で椅子に座り、俯いてじっと待つ
そんなスタイルが日常です。

でも、時々
眠くなると、椅子に座ったまま上半身が倒れてきて
椅子から落ちそうになりつつも
微妙なところで起き上がる、そんなことを繰り返すので
一見、いつものことのようだったのです。

でも、上半身の倒れ方が
いつもと、ちょっと違う??

声をかけると、返事がない。

顔を見ると、目が虚で閉じかかっていて
呼びかけにも反応なし

「あ、まずい!」

そう思った私は、救急車を呼ばないと!
そう思ったのに、
110番なのか、119番なのか混乱して手が震えました。

咄嗟に、この日にお茶する予定だった友人に電話
「どっちだったっけ?!」と。

声が震える

やっとの思いで119番に電話して
きてもらう事に

そこで、なんとなく意識が戻ってきた父が
「救急車なんて呼ばなくていい」って。

いいわけない!
どうみても「脳梗塞」の急性症状なのだ

それは、2ヶ月前に、母が起こした症状と
似ていたから…

救急車到着

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