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社会人になって約2か月

東京に住み始めて約3か月、働き始めて約2か月が経った。少しずつ自分の中でリズムが形成されていって、慣れと同時に疲れも出始めている。

覚えることは多いし、やっと教わったことが自力でできるようになってきて自分で考えて工夫して業務をする余裕が出てきたと思ったら、また新しいことを学ぶ。やりがいはあるけれど、家に帰ると職場で気を張っている分、どっと疲れる。

同期について

同じ課に配属された同期の中で少し苦手な人がいる。よく言えば明るく積極的、悪く言えば空気が読めない。私は職場の人とプライベートの人間関係はあまり混濁させたくないと思っているのだが、彼女にしてみれば同期はみんな友達なのだ。悪い子ではない。素直な人なのだと思う。仕事をする上では全く気になるところはないし。真面目であると思う。

あまりその子のことを書きすぎると自分がどれほど嫌な人間であるかが露呈してしまう気がするので詳細は省くことにする。結局は仕事上だけの関係だと割り切って、できるだけ距離をとってうまく付き合っていくしかない。

バーで話したお姉さんに相談したときに言われた。大事なのは自分がどうしたいか。その子が苦手なのは事実だとして、自分はどうしたいのか。はっとさせられた。私はその同期がなぜ苦手なのか、どれほど無理なのかということばかりに目を向けていて、その言葉を聞いて反省した。その子は自分にはないものをもっているから、そこを活かしてうまく仕事でやっていけるようにしたい。


東京での生活

どこに行っても人が多い。特に私の職場の最寄駅は繁華街と呼ばれるところにあるため、サラリーマンも観光客も非常に多い。そんな中を朝晩歩いていくのは想像以上に疲れる。今は10時出社のため、そこまで電車の混雑はひどくないが、9時出社のときはあまりの混雑具合につぶされるんじゃないかと思った。

せっかく大きな駅を使って帰宅するのに、帰るときは疲弊しきって買い物する元気もないため、まっすぐ帰る。そして、たまに気力とお財布に余裕があるときは家の近くのバーで少し飲んで帰る。常連さんがみなさん気さくで、話しかけてくれてとても楽しい。私はだいたい25~28歳に見られるようで、初対面の人には新卒アピールをしている。

働き始めてからは、彼氏とは毎週末会っている。お互いの家に週替わりで泊り、ホスト側が料理を振る舞う。東北に住んでいたころは遊ぶパターンが決まっていたが、東京は色んな選択肢がありすぎて、かえって迷ってしまう。美術館に行ったり、本屋さん巡りをしたり、カフェに行ったり、映画を観に行ったりしている。

一度、彼の研修先が私の家の近くになったことがあり、家に3泊したことがあった。それで私は同棲に向いていないことを悟った。ずっと家に誰かがいるの無理だ。週末に会うくらいがちょうどいい。

これから

あっという間に入社してから2か月が経ったけれど、これから何十年も8時間労働を週5やると思うと本当に気が遠くなる。今はまだ定時で帰れているけれど、先輩方は毎日1~2時間、多いときはそれ以上残業しているみたい。そうなったら、今以上に人生の中の労働のウェイトが大きくなるわけで、私はどうなってしまうんだろうと少し怖くもある。美術や音楽、映画が好きな私は変わるんだろうか。彼氏との交際もうまくできるだろうか。プライベートも大事だけど仕事でも勉強してスキルや資格を取得したい。思うだけでは何も実現できないから、少しずつ、行動に移していく。その一つとして今は寝る前と朝に読書をしている。仕事に慣れて余裕ができ始めたら、新たに勉強も始めたいな。

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