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11/3 十大主星の構造④ 鳳閣星の構造、「反発」を理解すると鳳閣星の本質が見えてくる

中殺されていない十大主星の構造の続きです。
本日は、鳳閣星の構造について説明いたします。

前回、石門星の構造のところで、
陰占の命式をベースに、十大主星の構造を捉える見方について説明しましたが、

算命学において人体星図、
そしてその人体星図を構成する十大主星や十二大従星を豊かに、精緻に、正確に捉えていくうえで、その視点はとても重要です。

十大主星は、算命学を学び始める最初の段階において、
その人物の性質を簡単に分かり安く捉えるうえでは役立ちますし、
学びが進んでからも、
「全体観をもってざっくり捉える」という際には、一目で多くの情報を獲得することができるので有用です。

けれど、十大主星を、それに紐づく意味、
例えば、鳳閣星であれば、「明るい・おおらか・のんびり・自然体」などの意味だけをもって覚えていると、その意味の数がどれだけ増えたとしても、
早晩、混乱をきたし、行き詰まる、ということになります。

というのも、鳳閣星には他にも、
「正確さ・理性的・冷静な批判力・報道」などの意味があり、
一見、相反するような、反しないまでも親和性のなさそうな意味があって、
それをどう両立させれば良いのか分からなくなりますね。

けれど、そういう場合においても、
鳳閣星がどういう構造で出来上がっているのか、
その鳳閣星の裏側にある日干と天干の関係という構造をしっかりと理解できていると、
その一見、相反するような、親和性がないようにみえる鳳閣星に連なる様々な意味を統合し、奥行き深く理解することが出来ます。

さて、そんなわけで、鳳閣星の構造です。

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