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6/11 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方⑦ 死の命式(=財の命式)の概要、財と不動

昨日の続きです。
「旺相休囚死」の命式について説明をしている続きです。

旺の命式の型、
相の命式の型、
休の命式の型、
囚の命式の型、
…まで説明してきて、本日は、死の命式の型です。

「囚の命式」や「死の命式」というと、聞こえが悪いのですけれど、

旺の命式には、旺の十二大従星が出る傾向、
相の命式には、相の十二大従星が出る傾向、
休の命式には、休の十二大従星が出る傾向、
囚の命式には、囚の十二大従星が出る傾向、
死の命式には、死の十二大従星が出る傾向、

…がある、ということで、
後藤久美子さんの事例を挙げて日干が生じられる十干・十二支が3つ以上ある「相の命式」を説明した際には、 「相の十二大従星 (天貴星・天恍星)」が出てきましたし、
日干と同質五行の十干・十二支「旺の命式」であれば、「旺の十二大従星(天将星・天禄星)」が出てくる可能性が高いわけで、

それと同様に、
「囚の命式」であれば、日干を剋す十干・十二支に囲まれることの結果、
「囚の十二大従星(天報星・天印星)が出てくる傾向、
「死の命式」であれば、「死の十二大従星(天極星・天馳星)」が出てくる傾向となる、
…というその意味での「死の命式」です。

十二大従星というのは、人生のフェーズ(若年期・壮年期・晩年期)ごとの、
有形の世界への立脚度・有形の世界へのアプローチ方法・有形の世界における役割を示しますが、

ここで説明している、「旺相休囚死」の命式が示すのは、
「陰占のカタチ・構造」として、
その人物が客観的に、どのように「有形の世界への立脚」し、「有形の世界へアプローチする」か?
…ということで、

本人が、自らの客観的な傾向を捉え、身の処し方を考えることにも役立ちますが、
客観的に、人員を動かす、人員を配置する、という際にも役立ちます。

さて、「死の命式」です。

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