見出し画像

8/17 天中殺と人体星図の構造を前提とした調候守護神の使い方、人体星図に出てこない守護神の使い方

何回かに分けて、天中殺の消化のしやすさと人体星図の関係についてご説明しました。

こうした複数の要素の両立や相乗効果というのは、
命式の構造、人体星図の構造、天中殺の構造が理解できていれば、
至極当たり前のことであり、極めて平易な内容であるのですが、
構造の理解が緩慢であったり、浅かったりすると、多少、難しく感じられるかもしれません。

けれど、このあたりは「慣れ」という面もあり、
多少、難解に感じられた方は、
命式の構造、人体星図の構造、天中殺の構造の相関関係を、
紙に書き出してみることをお勧めいたします。
(紙に書き出す、というのは案外と効果的です!)

結局のところ、算命学というのは、
五行(平面五行・立体五行)で成立しているので、
五行の相関関係と方向の枠組みを常に念頭に置いていれば、
だいたいのことは分かりますし、

複数の、まるで別のことをやっているように思えるときであっても、
「これを五行の枠組み・五方位の枠組みで捉えるとどうなのだろう?」
…という視点を持つと、五行の関係(相生・相剋・比和・被剋・洩木)による様々なつながりに気づくことが出来ます。

これは、
何かしら「こうである」と断言されるものがあれば、その裏を見に行きましょう、
(例えば、禄存星はモテます、といわれたら、その裏に何があるかを見に行くなど)
…という一極二元の思考と同じく、
算命学においてはとても重要な思考法で、
日々、意識されると理解が深まるだろうと思います。

さて、人体星図と天中殺の消化の関係というのは、
人体星図を平面五行で捉え、「天中殺の方位への傾斜(天中殺の立体五行)と重ね合わせてその関係をもってみる、という説明をしました。

ここから先は

4,636字
この記事のみ ¥ 600

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?