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5/29 市川猿之助さんの事件の考察⑨ 親子・家系の継承と名跡の継承、辰巳天中殺の消化の考え方

昨日の続きです。
猿之助さんが今回の事件を起こすに至った、その算命学的背景について説明しているその続きです。

昨日は、六親法的観点および天中殺の継承運・非継承運という観点から説明しましたが、
多少、分かりにくさがあるところだったので、その説明と、

併せて、歌舞伎界に非継承運の「辰巳天中殺」が多い理由、
「辰巳天中殺」をもって歌舞伎界を担うことができる理由について説明します。

いや、必ずしも「辰巳天中殺」が多いわけではなく、
松本白鸚さん、松本幸四郎さんは、寅卯天中殺+日居天中殺(日干支律音)、
松本染五郎さんは寅卯天中殺+生月天中殺と、高麗屋さんは寅卯天中殺が多い家系ですし、

尾上菊五郎さんは午未天中殺+生年天中殺、尾上菊之助さんは午未天中殺+生月天中殺と、
音羽屋さんは午未天中殺が多い家系であるなど、

家系によるのですが、
今回は、澤瀉屋さんの今後を握る市川團子さん、市川中車さん、
そして、猿之助さん不在の間、團子さんの後見人になるとされている市川團十郎白猿さん、
ついでにいえば、猿之助さんのお父様である市川段四郎さんも、辰巳天中殺なので、

なぜ、
天中殺グループの傾向が強く現れる時期というのもあり、
「辰巳天中殺」をもって歌舞伎界を担うことができるのか?

辰巳天中殺にして、歌舞伎の家を継承した場合、
子丑天中殺の人が、家系を継承した時のような破綻を引き起こすことになりはしないか?
(ワタベウエディングを継承した、子丑天中殺の渡部秀敏氏が同社を破綻させたようなことにならないか?)
…ということについて本日は説明いたします。

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