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2/9 命式を総合的・網羅的に捉える見方⑤ 日干と月支の関係、相生・比和にある自信と相剋の知恵の作用

昨日の続きです。

命式を網羅的・総合的に見る視点を、順番に説明しておりますが、
陰占の①から順番に説明していたら、
陰占の見方・見え方が、分かってきました、というメールをいただきました。
同じ角度からこんこんと説明することで見えてくるもの…というのも、あるのかもしれません。

昨日は、五行の変化要素について説明しましたが、
五行の変化というのは、
人物の豹変や、人物の性質の大きな変化 (バランス型から偏り型へ、など)を引き起こすもので、
これも、陰占の大きな変化だけに、
他人から明確に分かる、他人に現実的な影響を与える、
客観的な要素=外形的な要素といえます。

こうした、他人から明確に分かる、他人に現実的な影響を与える、客観的な要素が陰占の要素であり、その感覚が分かるようになると、陰占と陽占をうまく使い分けながら活用できるようになります。

さて、項目を以下に挙げて、本日は⑦から説明いたします。

(1)陰占の判断 → 自覚できない世界、客観的な人生の傾向を捉える

①天中殺(6天中殺、宿命天中殺)
②天中殺の方向(人生がどういう方向に向かうか?集団の中の自分の持ち場)
③五行のバランス(6文字で捉える五行のバランス、普通か極端か?)
④天干の特色(自覚できない精神の傾向、葛藤があるかどうか?)
⑤地支の特色(自覚できない行為・行動の傾向、用心深いか大胆か?)
⑥五行の変化要素(干合・位相法変化により加わるものは何か)
⑦日干と月支の関係(自分が立っているその足元はどうなっているか?)
⑧日干と地支3つとの関係(人生の各フェーズの傾向を捉える)
⑨六親法(知らず知らずに自分の人生を導く存在との関係)
⑩エネルギーの流れと集中(命式の中で五行がどう流れるのか?集中はあるのか?)
⑪守護神(人生が安定しているかどうか、何があると人生が安定するか?)

(2)陽占の判断 → 自覚できる世界、主観的な人生の傾向を捉える

①本人の本質(中心星)
②運形
③本能の流れと集中
④才能(社会参加の武器になるものは何か?)
⑤適職(社会参加の分野と方法を捉える)
⑥夢と現実の整合性(人生に矛盾・葛藤があるかどうか)
⑦現実の推移(現実に他人との関わる世界における展開のパターン)
⑧精神の推移(精神的に、つまり想念・心の中の世界における展開のパターン)
⑨人間関係(集団の中に身を置いたときの人間関係の型)
⑩両親との関係(貴幼法)※未修範囲、近いうちにやります
⑪最強の星とその活用
⑫人生全体の推移(三分法)

⑦日干と月支の関係(自分が立っているその足元はどうなっているか?)

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