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10/10 禄存星・司禄星を知る、なぜ禄存星・司禄星の大運は人生のハイライト・集大成なのか?

本日は、禄存星・司禄星について書きます。

禄存星・司禄星を人体星図に持っている方も持っていない方もおられると思いますが、
その星を持っているかどうかにかかわらず、

禄存星・司禄星が司る引力本能=魅力や財の獲得というのは、
人生に不可欠な要素であり、

これらの星を持つ人はもちろん、これらの星を持たない人も、
引力本能=魅力や財の獲得に対してどうアプローチをすれば良いかを知るために、
禄存星・司禄星を知ることは重要です。

さらにいえば、
禄存星・司禄星の大運は、人生のハイライト・総決算といわれ、
人生設計をする場合には、その禄存星・司禄星の大運をどう生きるのか?
…というのもとても重要で、

禄存星・司禄星を知ることは、
なぜ禄存星・司禄星の大運が人生のハイライト・総決算なのか?
そしてその大運をどう過ごすべきなのか?
…ということの理解にもつながるもの。

ということで、本日は、その禄存星と司禄星についてご説明いたします。

さて、禄存星・司禄星とはどういう星かといえば、
引力本能の星であり、人を引き寄せ、財を引き寄せる力を持つ土性の星です。

とはいえ、最初からその人を引き寄せ、財を引き寄せる力があるのかといえばそうではありません。

なぜかといえば、禄存星・司禄星が土性の星であり、
土性というのは、五行のほかの4つの要素、
つまり、木性・火性・金性・水性を備えて初めて本質的なその引力本能を発揮することができるからです。

五行のほかの4つの要素=木性・火性・金性・水性
…とは何かといえば、

貫索星・石門星的な信念や自己確立などを実現した先に発揮される守備本能、
鳳閣星・調舒星的な未来をとらえそれを伝えることの先に発揮される伝達本能、
車騎星・牽牛星的な正義・大義のために戦う(働く)ことの先に発揮される攻撃本能、
龍高星・玉堂星的な過去の先人や経験から学ぶことの先に発揮される習得本能、

…の4つの本能のことで、

禄存星・司禄星を本質的な意味で発揮させようと思うなら、
たとえ上記の星をもまるで持っていなくても、
そのすべての星の本能の稼働させる経験を経なければ、
その人を引き寄せ、財を引き寄せる力を発揮することはできません。

ここで、
「上記の星をもまるで持っていなくてもその星の本能の稼働させなければ」
…などと書くと、
持っていない星を稼働させると宿命を逸れるのでは?
…と、心配になる方がおられると思うのですが、

持っていない星を稼働させて宿命を逸れるのは、
その「持っていない星を目的として稼働させた場合」であって、
持っている星を目的として星を稼働させる分には何ら問題はありません。

例えば、
龍高星・玉堂星を持っていなくても、
将来的に「人を引き寄せ、財を引き寄せる」ことを目的として、
師匠から学び、体験から学ぶならそれは宿命を逸れることにはなりませんし、

貫索星・石門星を持っていなくても、
将来的に「人を引き寄せ、財を引き寄せる」ことを目的として、
信念に基づいて何かをする、仲間をつくる、というのは、宿命を逸れることにはなりません。

鳳閣星・調舒星を持っていなくても、
将来的に「人を引き寄せ、財を引き寄せる」ことを目的として、
遊びを楽しみ、感性感覚を研ぎ澄ませて何かを表現するなら、それも宿命を逸れることにはなりませんし、

車騎星・牽牛星を持ってなくても、
将来的に「人を引き寄せ、財を引き寄せる」ことを目的として、
正義・大義の実現のために働くなら、それも宿命を逸れることにはなりません。

実際、禄存星を持つ人は、
まわりの人に優しく、愛情深く、ときにお節介なほどであるものですが、
基本的にそれは「人を引き寄せ、財を引き寄せる」ことを目的としているもので、

その意味で「下心のある星」という言われ方をすることもありますが、

禄存星・司禄星を稼働させようと思うなら、
「人を引き寄せ、財を引き寄せる」ために、ということを掲げて、
あらゆることをする必要があり、
そうやって、あらゆることをした先にこそ、その禄存星・司禄星の「人を引き寄せ、財を引き寄せる」という本能が発揮されることになるのです。

よって、禄存星・司禄星の本質稼働には時間がかかるもので、
司禄星などは40年の時間がかかるといわれますが、
禄存星にしても、他の4つの本能の発揮を経る必要を考慮すれば、
相応に長い期間がかかるのはいうまでもありません。

さて、そんな禄存星・司禄星ですが、
それだけ長い時間と苦労をしなければ本質的な意味で稼働しないなんて不公平では?
…と感じる方もいると思うのですが、

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