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6/5 陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方①概説、旺

本日から、何回かに分けて、
陰占の命式を捉える際の旺相休囚死の考え方・使い方について説明します。

旺相休囚死の考え方については、先月の初旬において、
壮年期の十二大従星が示す家系の役割のところでも出てきたので、そこでも説明したのですが、
今月は、その旺相休囚死について、今少し角度を変えて、陰占の命式を捉える場合の考え方をご説明いたします。

陽占の十大主星にせよ、十二大従星にせよ、
陰占の天干・地支の組み合わせにせよ、
あるいは八門法や気図法、六親法にせよ、
算命学の要素というのは段階的に学んでいくように出来ており、

高尾学館の教科書などをみても、
いろんな要素をぐるぐるとめぐりながら、螺旋のように学ぶことで理解を深めていくことができるようになっています。

これはつまり、
どれ一つとして、「一度で学ぶことができる要素はない」ということであり、
どれ一つとして、「一面的な理解で捉えることができる要素はない」ということでもあり、
旺相休囚死というのも、いろんなところででてくる考え方で、

本日は、そのうちの「陰占における旺相休囚死の考え方・使い方」についてご説明いたします。

さて、旺相休囚死とは何か?といえば、
平たく言えば「現実世界における力強さ」の尺度であり、

現実に立脚する強さの尺度、
有形の現実で他人に関わる際の力強さの尺度、
少し難解な言い方をすれば「存在の勢い」の尺度が旺相休囚死で、

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