「出会い」と「再会」のきっかけを作り続けるとその土地に愛着が湧いてくる
こんにちは!KINUBARI COFFEEの蝦夷丸です。
今回の記事も無料で全文公開にさせてもらってます。
最後にお知らせもあるので見てね!
「どうして上川町だったんですか?」
お店をオープンする前、地域おこし協力隊として上川町に移住してからよく聞かれること。
正直にいうと、上川町に特別な魅力を感じたとか、土地に対する強い思いがあったから上川町に移住したわけではない。
そもそも上川町のことは移住するまでよく知らなかった。
札幌ではないどこかで、自然が近くにあるところで、人口が少ない地域で、でも生活がそこまで不便ではないところで暮らしながらお店をやりたかった。
もちろん上川町以外にも候補はあったし、いろんな町を見て回ったりもした。
そんな中上川町を選んだのは、「友達」がいたから。
層雲峡ホステルという宿をやっている友人、志水陽平。
札幌のゲストハウスで働いていた頃に出会い、何度か一緒に遊んだり、陽平くんが当時運営していた旭川のゲストハウスに泊まりにったりした。
陽平くんが層雲峡でゲストハウスを始めた2018年。
層雲峡の紅葉谷で「奇跡のイルミネート」という紅葉のイベントが始まった。
陽平くんに誘われてその会場で3日間キヌバリコーヒーとして出店したのがきっかけで、KAMIKAWORK PROJECTを知って、フードプロデューサーとして応募することになった。
この辺りの話はいろんな媒体でお話しさせてもらっていて、中でも一番わかりやすくまとめてくれているこの記事を置いておきます。
愛着は与えられるものではないから
陽平くんの存在や、一緒に移住して協力隊になった友人たちの存在が上川町への移住を決めたと言っても過言ではない。
そして、移住してからもたくさんの友達が上川町へ移住してきた。
何人だろう…?6人くらい?
「どうせいなくなるんでしょ?」「ずっといてくれるんだよね?」という声も移住当初はよく聞かれた。
その度に「いや、正直わかんないですね。今は住み続けたいと思ってますけど」と答えてきた。
自分が一生の同じ土地に住み続けるかどうかなんてわかんない。
でも、大切な友達が一緒に暮らしている町で、これからも楽しく暮らしていくために、住み続けたいと思える町を自分たちで作っていけばいいじゃないかと思っていた。いや、今もそう思っている。
上川町に移住して5年目の今年。
町を歩けば「こんにちは!」と挨拶を交わす友達や知り合いが増えてきた。
5年前には持ち合わせていなかった「土地への愛着」も自分の中ですくすくと育まれているのを感じる。
あの頃はまだぼんやりとしか見えていなかった「このまちで生きていく」という言葉の解像度がグッと上がって、そのために今の自分ができること、すべきことが見えてきている。
住み続けたいという気持ちや、土地への愛着は、生まれ育った場所じゃない限り他者や環境から与えられるものではない。
自ら考え、行動した先に湧いてくる感情だった。
再会のきっかけを増やしていく
お店を作ってよかったなと思うことは色々あるけれど、最近新たに気がついた「よかったこと」がある。
古い友人知人がお店を訪ねてきてくれることだ。
今日も20年ぶりくらいに会う地元の友人がお店に来てくれた。
お店を始めていなければ一生会うことがなかったかもしれない人たちに、もう一度会うことができる。
「人生は友達づくりと思い出づくり」というLIFEの概念をモットーに生きている自分としては、こうした再会はとても嬉しいことだ。
きっとこれからも、良き友達と良き思い出を作っていくために、「再会のきっかけ」を生み出すことをやっていくんだと思う。
もちろんそれは、新しい出会いを求めてでもあるんだけど。
そしてこれからもこのお店でたくさんの「出会い」と「再会」が繰り返されると思う。
その度にきっと土地への愛着も増していくはず。
どんどん住み続けたい町になっていく。
しんどいことも、悲しいことも、全部ひっくるめてこの土地での思い出に変わっていくから。
LIVEのお知らせ!
そしてまたまた嬉しい再会のお話!
今年2月に開催した「KINUBARI COFFEE ROASTERS LiVE 音楽とコーヒー VOL.1」に出演していただいた「なかにしりく」さんが、再びキヌコーでライブをしに来てくれます!
ぜひりくさんの心地よい歌声を聴きにくてください!
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