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「価値」ってなんだろう、と考えることがある。

金継ぎをしていると、

「金継ぎするほど価値のあるものじゃないので」
「せっかく直すなら良いものでないと」

という言葉を耳にすることがあります。


価値を高めるために、わざと美術品を割って直す、と笑って言われることもあります。
確かに金継ぎはもともと茶道具や有名な骨董品など、高価なものに使われる技法でした。

しかし「値の張るものだから大切にする」というのは、どこかもの悲しさを感じます。

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