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子育て罰(チャイルドペナルティ)ってひどくない?!

先日発表された東京都の「高校授業料無償化」(全世帯。所得制限なし)に続き、どうやら岸田さんの本気(マジ)の少子化対策「大学無償化“異次元ロケット”」が発射された。

多子世帯の大学授業料無償化 所得制限なし、25年度から―政府:時事ドットコム (jiji.com)

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『3人以上子どもがいる世帯の子ども全員の大学授業料の無償化か!?』(25年度から。所得制限なし)
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ネット上では「すでに3人の子どもが大学を卒業した親(済)」「子供を大学に行かせる予定がない親」「2人の子どもを持つ親」、様々な人たちから「不公平」だとういう声があふれている。
私も二児のパパなので、もちろん“えっ!”となったが、同時にいつも通り「おそー」と思った。だって日本はもはや「少子化対策待ったなし」などと言った悠長なレベルでは無いから。

去年イーロン・マスクが「出生率が死亡率を上回らない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」とツイートしてザワついた。
先に国が無くなるのは出生率が1を切ってる韓国だと思うけど、日本も既に絶望的なレベルだ。
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【出生率】
ソマリア7.0
カンボジア2.5
インド2.3
フランス1.9
スウェーデン1.85
アメリカ1.75
イタリア1.4
日本1.3
(韓国0.8)
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結局日本は、自民党のおじいちゃん達が「育児は家庭が責任を持つモノ」とこの20年くらい大した対策が打ってこなかった。(少子化の要因を女性の非婚化や晩婚化のせいにしていたと記憶している)

働く女性が子供を産むと年収が3割も減るとの統計もあり、子供を産むと様々な罰が待っている事が最大の問題なのだ。
※「チャイルドペナルティー」・・育児中の女性が賃金など就労上の差別を受け、子どものいない労働者に比べ不利な立場に追いやられること。

最近若い人たちを中心に、ジェンダーを話題にしたり、シルバー民主主義と揶揄したり、『子育て罰(チャイルドペナルティ)』についてもみんなが声を上げはじめたから、政府もやっと本腰を入れ始めたようにかんじる。

我が子はまだ小学生だけど…。塾だの習い事などでとんでもない量の諭吉が飛んで行って切ないが、本番はまだまだこれからだ。
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文部科学省の調査によると子ども1人にかかる教育費は以下
■大学のみ私立(文系)約900万円
■高校と大学が私立(文系)約1,060万円
■中学、高校と大学が私立(文系)約1,430万円
※中学(公立46万、私立127万)、高校(公立40万、私立92万)で計算
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以前どこかで、「子供が二人いると教育費は可処分所得の25%。もしその2人を東京の大学に行かせ下宿させると可処分所得の80%に迫る」と読んでゾっとした覚えがある。私の妻は二人の子どもを中学受験させるつもりで腕をブンブン回している。そのヨコで私は縮こまっている現実がある。

国の未来は子どもたちにかかっている。
育児は家庭だけが責任を負うのではなく、未来のためにある程度は国がきちんと(環境を整備して)面倒を見る社会になってほしい。人の親として率直にそう思う。

参考
#1305 質問回答 夫婦関係に関する3つ 子育て罰 冷戦 副業 | 尾石晴 / oishi haru「学びの引き出しはるラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム

#1126 結局そのツケを払うのは誰か? | 尾石晴 / oishi haru「学びの引き出しはるラジオ」/ Voicy - 音声プラットフォーム

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