#3 言語化できない"何か"
先日、『バランスからだ塾』で、プロ、アマ問わず、多くのアスリートの指導もされているバランストレーナー、『ヒモトレ』考案者の小関勲先生の『韓氏意拳』の講習会に参加した。
最初からワケのわからないワードが渋滞してるが…。(笑)(^_^;)
『バランスからだ塾』は、野球やサッカーなど、何か特定のスポーツの技術を習得するのではなく、それ以前のからだの使い方、本来備わっているからだの能力を発揮できるようにする塾で、自分もご縁を頂き、お手伝いさせてもらっている。
興味ある方はこちら↓を…。
https://yasuta2005.com/karadajyuku/
ちなみに『バランスからだ塾』を主催する安田先生は、小関先生の共同研究者でもある。
何でもかんでも合理化、効率化…で、何かといえば、"費用対効果"…とゆー考え方が蔓延している昨今では、
「…で?」
「それを習うと何が出来るようになるんですか…?」
…とゆー質問をされる事もしばしばだそうだが…。(^_^;)
ー確かに競技や大会があるワケでもない、続けていくと昇級審査や帯の色が変わる…とゆーワケでもない、目に見えてハッキリ変化が分からない事も多く、とても言葉で『バランスからだ塾』の良さや、その内容を説明するのは難しい…と、自分自身、感じている…。(ーー;)
しかし、実際に現場を見てみて、間違いなく言えるのは、ここに来る子どもたちは、本当に生き生きしてるな…て事。(ーー)
みんな目を輝かせて、思いっきり、のびのび遊んでいる。(*^^*)
ーそして、確実に成長してる…とゆー事だ。m(_ _)m
その『バランスからだ塾』のバックボーンにあるのが、武術研究家でTV出演や多くの著作もある甲野善紀先生の『古武術』や、『ヒモトレ』をはじめとする小関アスリートバランス研究所の小関勲先生のメソッド、そして中国武術の『韓氏意拳』…なのである。
『ヒモトレ』自体が、ヒモをゆる~く巻くだけ。
それだけで、からだの偏りがとれ、整う。
(もちろん、個人差はあるが…。)
それらしい理屈をつけて、説明しようとすれば出来るかもしれないが、結局のところ、本当のところは分からない。
"皮膚は人体最大の臓器で、感覚受容器がヒモの刺激によって云々…"ーなどと言語化する行為は、未知の現象を、既知の言葉に置き換えてしまうだけ、自分が分かる言葉で"脳ミソに翻訳した"だけにすぎない。
人は理解したがる。
言語化することで、理解できたと思い込む。
また、言語化する以外に理解する方法もない。
しかし、実際には、"未知の現象そのもの"を、本当の意味で理解したワケではない。
言語化された未知の現象は、既に別物になってしまっているのである…。
ヒモを巻くとからだが変化する。
ー分かるのは、その事実のみ…。
それも、体験してみた本人にしか分からない…。
人体の不思議は人智を超える。
人のからだはブラックボックスなのである。
未知を未知のまま受け入れる…。
そーゆー感性と寛容さこそ、これからの時代、必要なのではないか…?(ーー;)
あ、『韓氏意拳』については、またの機会に…。m(_ _)m