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キンシオさか部。

僕の育った小金井市の本町住宅という団地のE4号棟は坂の下にあった。今思えばあれは仙川という川(下流にある調布の仙川の由来の川)の谷だった。
子供の時の僕には学校に行く途中の面倒くさい坂、そして上まで自転車を押して、上から勢いよく降りるジェットコースターのような楽しい場所でもあった。小学生の時にその遊びで自転車から落ちて顎を3針縫ったこともある。今も残ってる。

歴史上、坂は多くの人を魅了してきた。多くの人が絵のモチーフにしてきたし、有名人、文化人にも坂好きで有名な方も多いし、全力で走る女子もいる。僕も坂を多く上ってきたけど、その思いが沸騰したのはtvkの「キンシオ」で多くの神奈川県の坂を見たり歩いたりしたことです。丘陵地を切り開いた横浜や横須賀は信じられないくらいの急で細い階段があちこちにあって、「ここを上ったら何があるんだろう?」「どんな景色なんだろう?」とワクワクしました。また神奈川県の坂は「尻こすり坂」とか面白い名前の坂もけっこうあるし、名のない坂もある。「キンシオ」のロケでは旅や街歩きの一部としてその坂を上るけど、もうちょっと坂に特化して色んな坂を調べてみたいので個人的に「キンシオさか部」を作ることにしました。その坂の物語や背景を調べることによっていつもの景色が違って見えると思うんだ。それはいつだって街歩きや地元歩きの大きなポイントだけど、遠くに行けない今の時代はより意味のあることかもしれないね。

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そして、サッカー部のようにロゴも作りました。とても気に入ってます。「K.S.C」というのは「ケネディ宇宙センター」のことではなくて、「キンシオさかクラブ」です。いつかユニフォームを作ったり、グッズ作ったり、部費を集めたりしたいな。でも今はまだ部員は僕一人なんだ。相談している仲間はいるんだけどね。今は一人。部長です。2021年2月2日が発足日だよ。そのうち部員を集めるよ。そんな時はよろしくね。部員を集めて何をするんだろ? みんなで坂を上るのは変な感じかな? 部活動の内容も考えとくよ。でも僕、結構飽きっぽいからこの発足宣言が最初で最後だったりして、と心のどこかで自分を信じていない部分もあるんだけど、まあ力まずに自分のペースでやっていくよ。うん、自分のペースで坂を上ります。健康にも良さそうだしね。僕は山登りより坂上りなんだろうな。そして坂の「学会」や「研究会」というより、部活的な感じなのがあっていてるんだと思うよ。
では「キンシオさか部」よろしくね。

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