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可愛くありたい

、という考えに囚われている

別に私の容姿は客観的に見てもかわいくない

可愛くなりたい
可愛くないとだめだ
可愛くならないと

と、思って毎日メイクして服を選んでいる

可愛くないと対等に扱ってもらえない、
可愛くないと見下される、
可愛くないと話したい人と話せない、
可愛くないと好きになってもらえない

どんな考えだよ、って心底思うけど、自分が好きな自分で入れたら良いじゃん、ありのままでいいじゃんと思うけど、どうしてもそれは「可愛くなれるように精一杯努力した」じゃないとだめな気がしてる

大学生になってから「私は可愛くないんだ」をはっきりと自覚した

大学1年生の秋頃に、男の子と付き合った
「イケメンだよね」と言われるタイプの、いやイケメンと、付き合った

(一般的に見て)イケメンなのになんでこの人はずっと彼女がいなかったんだろう、と不思議に思いながら付き合っていた

誕生日に何が欲しい?と言われた私は、(デパコスが欲しいな〜)を押し込んで、可愛い彼女を演じたくて「手紙が欲しい!」と返事した
便箋6枚たっぷりの手紙と、DIORの香水をもらった

さすがにもう感動して、ばいばいしたあとの電車でほくほくじわじわしながら手紙を読んだ
そしたら途中で「正直最初はタイプじゃなくて(アイドル好きの名残でごめん笑)、でも話していくうちに…」と

なんやこいつ〜〜??????って
はぁ????????って
こっちもねえ、タイプじゃないんだわ〜〜〜いつも「君はかっこいいね」って言ってるけど、心の中で「一般的には」って言ってるんだわ〜〜〜
かっこいいって思ったこと、ないからね〜〜〜

って好戦的な気持ちになったのははじめだけで、その数ヶ月後に別れた後の方が言葉の威力にやられている

つまり「可愛くないよ」って言ってるよね?

仮にも「彼氏」の立場の人に「可愛くない」って思われる私ってなに????
手を抜いて会ったことなんて一回もない
もちろんお化粧を覚えたてで、バイトを始めたてだからお洋服もたくさん持ってたわけでもないけど、でもかわいいって思ってもらえるように精一杯努力してた
努力したからって認められるわけじゃないことくらい分かってるけど、でも一回は「こいつは別に顔、可愛くないよな」って思われるレベル
今までで1番可愛くあろうと努力して、気を遣ってた

ここで私の自信は喪失した 最悪

きっと何の気なしで書いたんだろうなあ、最低なやつ

今の私はあの時の私より絶対に可愛い
メイクはたくさん練習した
いろんな服を着てみて、好きな服がわかってきた
今は好きな服だけを着ている
らしくない服は絶対に着ない
服だけはたくさんたくさん褒められるようになった

私にとって服はほとんど鎧

それでもまだやっぱり自信はなくて、人と同じじゃ私は劣ると思ってしまう
だからかな?人と被らないようにしないと、流行っているものを真似していたら誰も見向きしてくれないんじゃないかと思うのは

好きな服がわかっているから、服を選んで出かけることは楽しい

ずっと手紙の言葉に縛られている
何歳になっても忘れないと思う
本当に最低 きらいだ

でもそんなのおくびにも出さないで、好きな服着て時間かけてメイクして、「通常運転です♡」って涼しい顔してなんてことない顔して生きている
こんな劣等感をひた隠しにしている

可愛く生まれたかったなあ
くそやろう

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