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腰の美しさに泣く女の話

ストリップ。
単語だけ聞くと、
エロエロアンダーグラウンドな世界だと
思う人は多いと思う。

で、そうでないと言うつもりもない。
実際、女性の裸を目にするし
それがエロでないとも思わない。
けど、あの世界は特別きれいで、
面白半分で見に行って終わり、
じゃもったいないよなあ〜
と感じる世界でもあるのだ。

私は26歳の女で、
ストリップを見にいく集団の中だと
わりと異質だと思う、ので、
これからその世界を知る、
または知りたいと少しでも思う人に
もうひと押しが出来たらな、
と思っていろいろ言います。

まず、観客の話。
ストリップ 女性 とかで調べると、
「わりと女性客も多いですよ★」
って言うページが出てくると思う。
厳密に言うとウソである。

女性客はよくて一組。
ほとんどがおじさん&おじいさん。
その光景にウッとなる人は多い。
でもまれなケースを除いて、
おじさんだらけでも女性に危害はない。

エロ目的の男どもが集まっているのだから
女性が一人入っていったら
セクハラでもされるのでは、
と思うでしょうが、至ってジェントルです。
ジェントルじゃない人もたまにいるけど
それは単なる変態で
ストリップ劇場だから、ではないのであしからず。(変態のことは嫌いになっても、
ストリップのことは嫌いにならないでください)

観劇料としては3000円かな?
女性のほうが安い設定。
途中退室ありなので
好きなタイミングで休憩できる。

おじさんの中に入りこめたら
とりあえず第一段階クリア。
飲み物、食べ物は自由に持ち込めるので
タピオカでも飲みながら見るといいでしょう。
酒を飲みながらのおじさんもいます。

で、座席なんですが、大体3列くらい。
私は渋谷の道頓堀劇場と
池袋のミカド劇場しか訪問実績がないので
全部の劇場のことはわかりませんすみません。
席数は少なめで座れるのは20名くらい?
あとは立ち見。
たまに席を譲ってくれる方もいます。

舞台は正面に1つ。
センターに少し伸びた部分があり、
大概「脱ぎ」はそこでやってくれます。
1列目に座ると、
もう踊り子さんたちは目と鼻の先。
臨場感半端ないです。なんかいい匂いがします。

システマチックな話はこれぐらいにして。
ストリップの中身の話をしましょう。

踊り子さんによって
衣装の系統、使う音楽、
ダンス多めか、ファンサ多めか、
多種多様なので、
好きな踊り子さんを見つけられます。
正直違うな、と思う踊り子さんもいますが、
それはもう人の好み。
ドンピシャな人が来たら
めちゃくちゃ凝視しますね。

演目は1人あたま大体3曲構成で、
踊り終わったら写真撮影タイム。
5人くらいの踊り子さんが
続けて
踊る→写真タイム、
をやってくれたら、ワンターム終了。
もう一度一人目の踊り子さんに戻る、
ってかんじです。

写真撮影は500円で1枚撮影できます。
ツーショット、ソロショットも自由。
ポーズも自由で、衣装付き、衣装なし選択可。
撮り終えたら踊り子さんが
いろいろ落書きしてくれます。
(ワンターム終了後、
ツーターム目の写真撮影時に
落書き済みの写真を受け取れます。
もしくは、引換券を貰えば
ツーターム目を待たずに入り口の受付で
写真をもらえます)

とりあえず見にいけ、
と言いたいところなんですが、
わたし的に好きなポイントをあげますと、

1 まず踊り子さんたちのボディ。
驚くほどキレイなんですよね。
衣装を剥ぎ取ってこそ人間とは美しいのだ。
と言いたくなる。
体のカーブとか、指先とか。
は〜っ…って溜め息出る。

2 演目の個性
ひたすらカワイイアイドル系もあれば
めちゃストーリー性のあるものまで
マジで色々です。
私はダンスがうまいひとがやる
民族系のものと、
邦楽バンドの曲使った演目が好きなんですが。
ショーケースの1つとして見応えがすごい。

3 踊り子さんの個性
写真撮影の時に、
観客とちょっとだけ話す時間があるんですが
その時の踊り子さんの感じも色々。
めちゃドライな人もいますし
ギャルギャルな人いますし。
受け答え、問いかけが
皆さんそれぞれに面白いです。

というわけで、
人間ってきれいだな、
女性って美しいな…
そう思って泣ける場です、ストリップって。

色々心配な時期ではあるんですが
劇場一つひとつが小さいストリップの世界、
これからも続いていくためにも
興味を持ってくれる人が
ちょっとでも足を運んでくれたらいいなあ。

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