姉と演劇とわたし

『一緒に体験!畑中先輩と行く多田直人オンラインツアー!~釧路で演劇と海鮮にまみれるふたり~』を10月31日(日)に開催することになりました。

コロナの関係で二度の延期を経ましたが、カンフェティの小森さん(今回の企画者で元キャラメルボックスの制作部)が、がっちしと諦めず関係各所に調整をしてくれたおかげで今回は開催できそうです。あとは募集人数の集まり次第。ここ重要。

わたしが携わるからには「なにか演劇っぽいこと」がしたいと思い、旅の工程中に短編演劇を稽古、上演してみることにしました。上演時間は10分弱。出演はわたしとゲストの畑中さんで、二人芝居。脚本はわたしの実姉・多田ヒカリにお願いしました。

わたしには二人の姉がおりまして、混在しないように一番上の姉を「姉ちゃん」二番目の姉を「ひかさん」と呼んでいます。

ひかさんは地元・釧路で「大人の×2(じじょう)」という創作集団の脚本・演出をやっています。「劇団だろ」と言ったら「違う!劇団ではない」と強く否定された過去があります。

わたしはかつて、東京で演劇で食べていくのは諦めて、故郷で働きながら趣味で演劇やって過ごしていきたいと思ったことがあります。ぽつりとそんなことを母親に言ってみたら「東京のほうが過ごしやすいんだから帰ってくんな」と言われ、思い直しました。

それでもわたしの思い残りが、彼女の演劇スタイルを羨ましいと思うことがあるのです。

集団を立ち上げ、脚本を書き、演劇に勤しんでいる姿は釧路ー東京と離れていても、その楽しそうさが、熱が伝わってくるほどでした。

そんな彼女の書く脚本は、分かりやすく、おかしみのある、洒落のきいたものが多いです。

しかもオムニバス形式での上演が多いらしく、短編も書き慣れていて、今回の企画にうってつけ。

わたしが上京するまでに知るひかさんは、ラーメンズとか好きだったから、なんか哲学っぽい、インテリジェンスなものがきたらどうしようかと思いましたが(それはそれで面白いけど)、今回は「釧路ならでは」の台本を書いてくれました。



なぜか、姉はふたりとも、高校で演劇部に入部しました。

わたしが高校で演劇部に入部したのは「彼女をつくるため」と吹聴していますが、ふたりの楽しげな高校演劇ライフを見ていたわたしにとって、影響がなかったとは言えないでしょう。

そしていま、こうして演劇が仕事になっているのだから、姉たちに感謝というかなんというか。

まぁともかく、何かなければ連絡を取り合うこともない姉と弟が、演劇を通じて交流すること。

気恥ずかしさはありますが、楽しみたいと思います。

オンラインツアー、よろしくお願いいたします。

もちろん、演劇だけじゃなく釧路のあれやこれやも畑中さんと楽しく案内していきたいです。

ご予約開始日が決まりましたら、またお知らせします。


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