花粉症の季節 ドラッグストアで買える市販アレルギー剤の選び方 フローチャート付き
こんにちは!
いよいよ花粉症の季節
私も少しずつ症状が出始めました
早めに医療機関を受診されるのが1番ですが、忙しい方向けにドラッグストアで買えるアレルギー剤の選び方フローチャートと、特徴を解説したいと思います
目安の参考にしてみてくださいね
もちろん、時間があれば医療機関の受診を強くお勧めします
1.市販のアレルギー剤フローチャート
まず、アレルギー剤を選択する上で大事なこと
それは「強さ」だけで選ばない
自分の生活スタイルに合わせる
アレルギー剤には、それぞれメリットとデメリットがあります。
製剤によっては眠気や既往歴、併用薬によって使えないものがあります
もし少しでも迷われたら、眠気の注意事項がなく、前立腺肥大や緑内障の既往歴の方にも使え、飲み合わせの注意も比較的少ない「クラリチンEX」を選びましょう
(抗生剤のエリスロマイシンや胃酸抑制薬のシメチジン等とは注意が必要)
2.各製剤の特徴
①「クラリチンE X 」成分名 ロラタジン
1日1回服用
メリット:クラリチンEXの最大の特徴は眠気に関する注意がないとこにある。
車や重機などの作業する方にはお勧め
デメリット:眠気がでない反面、やや効果がマイルドなところと、1日1回投与なので、半日以上たつと効果が息切れする感がある
鼻詰まりにもあまり効かない
②「アレグラFX」などのフェキソフェナジン製剤
1日2回服用
メリット:こちらもクラリチンと同じく眠気の注意がないところ
パイロットにも推奨されるぐらい眠気がでない
1日1回のクラリチンで効果の息切れ感がある方は、アレグラを試してみて
各社からPB製品が多く出ているので、コスパがいい
実は空腹時に服用した方が効果が良い
デメリット:やはりクラリチン同様に効果がマイルド
鼻詰まりにもあまり効果がない
③「アレジオン20 」 成分名 エピナスチン
1日1回服用
メリット:クラリチン、アレグラと比較すると効果が強い。
抗ヒスタミン剤でありながら、抗ロイコトリエンC4作用も合わせもつので、鼻詰まりにも効果がでる
デメリット:眠気が出るので、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないでください」の注意事項あり
④「ストナリニS」
成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩 <内核>6mg <外層>6mg
フェニレフリン塩酸塩 <内核>6mg <外層>6mg
ダツラエキス <内核>12mg <外層>12mg
1日1回〜2回服用
メリット:第1世代の抗ヒスタミン剤のクロルフェニラミンを使っているので効果が非常に強い
2層構造になっているので、効果が長い
フェニレフリンを配合しているので鼻詰まりにもよく効く
値段が安い
デメリット:クロルフェニラミン配合なので、眠気が強い
当然車などの運転もできない
長期に連用するとフェニレフリンによる血管収縮性鼻炎の可能性がある
眼圧を上げたり、前立腺を肥大させる可能性がある
⑤「新コンタック鼻炎Z」成分名 セチリジン(医療医薬品ではジルテック)
1日1回服用
メリット:市販のアレルギー剤の中では効果が強い
速攻性があり作用時間も長い
デメリット:眠気が出にくいとされてはいるがアレジオンよりは眠気が強い。
車の運転等は控える
3.まとめ
いかがでしたでしょうか❓
もし上記の薬だけで効果が出にくい場合は、市販のフルナーゼ点鼻薬などを一緒に使ってみてください
不明な点があれば、必ず薬剤師か登録販売者に相談しましょう
それでも、きつい場合は医療機関を早めに受診してください。
処方薬には市販の薬にはない作用や効果がある薬があるので無理をしないように
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