見出し画像

夢への第一歩 = まず言葉にしてみる

「将来の夢は何ですか?」
「あなたは数年後、どんな自分でありたいですか?」

社会人として、東京で働き始めて数年。
いつの間にか誰からもこんな質問をされなくなったし、この問いについて真剣に考えることが、どこか恥ずかしいと感じるようになっていた。

いつからこうなってしまったんだろう・・・よく分からなかった。

疲れも忘れてスポーツに取り組んだり、笑えるくらい大きな夢を友達と語り合った大好きなあの時間は、いつの間にか僕の人生から少なくなっていた。

最初のうちは「これでいいのか?」って違和感を感じていたけれど、いつの間にかその違和感すら感じなくなっていた自分を見つけた。

次から次へと現れる”やらなければいけないこと”に、
”一人では何もできない自分”で毎日勝負を挑まなくてはならない。
目が回りそうになりながらも、何とかその日その日を懸命に過ごす。

そうしたらあっという間に時が経って、少しずつ気が付かないくらい
ゆっくりしたペースで、”時間”と”自分”を失っていたような気がする。

ある日曜日の朝のテンキ

でもある日曜日の朝、そんな自分に転機が訪れた。
「そういえば俺せっかく東京にいるのに、全然友達が増えてない」と、ふと思った。

東京はたくさんの人がいて、今まで出会ったことのない魅力を持った人がたくさんいるはずなのに、全然出会えてないと気づいた。

「せっかく東京にいるのに、これではもったいないなぁ・・・」

何か行動しないと思い、その日から最低でも週1回、必ず誰かを誘ってご飯に行くことを決めた。
疎遠になっていた大学の先輩や地元の友達、かつて一緒に競技に取り組んでいたライバルなど、たくさんの方と出会えた。

その中で出会った一人が大学の先輩であり、また同じ留学支援制度で留学を経験していた岩井凌太さんだった。
当時、凌太さんは「月一の会」と題して、大手企業に勤める若手社員をレンタルスペースなどに集めて交流する会を開いていた。

「これだ!」「俺も参加してみたい!」と直感で魅力を感じ、参加することに決めた。
そして、その交流会でたくさんの素敵な友達と出会うことが出来た。

友達が増えたことが嬉しくて、さらに友達の輪を広げていきたいという思いを凌太さんに打ち明けたところ、まだ当時名前もなかった”be-FULL”の立ち上げに誘って頂き、一緒に活動することにした。

ここから僕の人生は、少しずづ変わっていったと思う。

「自分が変われば、世界が変わる」

「自分が変われば、世界が変わる」と昔、母から言われ大切にしていた(信じようとしていた)言葉が、現実になって、その通りなんだと体感できた気がした。

その後は、be-FULLでキャリア教育コンテンツを提供する活動をしながら、東京大学洋弓部、静岡県アーチェリー協会でアーチェリー指導者として活動させて頂けることになった。
さらに世界中でコワーキングスペースを提供しているCICが運営するVenture Cafe Tokyoという団体でアンバサダーをさせて頂けるようにもなった。
*詳細は割愛します。興味を持って頂いた方がいたら、ぜひ連絡ください!

どの活動も何も分からない状態から「こんなことがしてみたいんだけど」と知っている人に声を掛けるところから、始まった。

どんなに無駄だと思えることでも、まずは動いてみることが大切なんだなと気づいた。

夢への第一歩 = まず言葉にしてみる

そして今何をしたらいいか全く分からないし、何の情報も持っていないけれど、自分の夢を叶えるためにまずは行動してみようと思う。

その夢は「どんな環境にいる人でも、なりたい自分なれる社会」を実現すること。
そしてその社会でインフラとなるような、あらゆる人に広く成長機会を提供するサービスを作ること

これは中学一年生の原体験がきっかけで、当時から描いていた夢だ。
中学一年生の時にアーチェリーを始めたが僕が通っていた中学・高校には、アーチェリー部が無かった。
先生もいなければ、仲間もいない。独学で競技を学ばざるを得なかった。

独学が故に思うような成長が出来ず、苦しんだ。
競技が大好きで誰より練習していたからこそ、試合で勝てない自分に腹が立ったし、絶望した。

「自分はこれだけ努力しても結果を出せないダメな人間なんだ」と。

でも、やめることだけはしなかった。
辞めずに練習を継続していたある時、僕の思いや環境を知った指導者が声をかけてくれた。
そして月に1回程度ではあったけれど、その指導のおかげで少しずつ競技力が向上し、最終的には当時のありたい自分、日本代表になることが出来た。

声を掛けてくれた指導者や、支えてくれた家族や仲間には、心から感謝している。
幸運にも素晴らしい方々と出会い、成長する機会を頂いたから今がある。

しかし、競技を始めた当時の僕のように、
成長機会が与えられないことで苦しい思いをし、また必要以上に自分を責めている人が、世界中にいるのではないかと思った。

だから僕はあらゆる分野(特にスポーツや音楽、芸術)で、安価で質の高い教育コンテンツを広く提供するサービスを作りたいと思っている。
そのサービスを使って今より多くの人が、あらゆる分野で、なりたい自分に近づいてほしい。

自分の可能性によって、世界が広がっていくワクワク感を感じて欲しい。

まずは夢を叶えるための第一歩として、この文章を書くことにした。
(何があるか分からないけど、どんなに無駄と思えることでもとりあえず動いてみます!)

最後に

ここまで、文章を読んでいただいた本当にありがとうございます。
何か少しでも良い影響や、頑張ってみようと思ってもらえたら、これ以上嬉しいことはないです!

そして最後にぜひ僕を見て、こう思ってほしいということを書き加えます。

「小川に出来るなら、私にも出来るかも!」です。

そう思ってもらえるように、まずは出来ることを一生懸命やってみようと思います。
実際、僕がやっていることは誰にも出来ることだし、それはこれからも変わらないと思う。

また僕は自分に弱いので、一人では努力を継続できない時ばかりです。
もし同じような状況の方がいたら、ご連絡ください!

そして友達になってもらえたら嬉しいです、一緒に活動しましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?