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いかにもデキる女だと思われた同期は、ポンコツだった/「無能の鷹」

月刊誌Kiss(講談社)で連載中の「無能の鷹」が、ここ数年で群を抜いて笑いを誘う秀逸なギャグ漫画だった。

主人公が就職活動中に出会った、いかにも有能な見た目の女性。キリッとした顔つき、落ち着いた語り口、誰よりも似合うスーツ。どこからどう見てもエリート感が全身から溢れ出る彼女。その名は鷹野。
しかし、入社後同期として再び会った彼女の実態は、見かけだけで全く仕事ができない(しかも開き直ってる)無能なポンコツ人材だった…!

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一方主人公の鶸田(ひわだ)は、能力は高いのに、自分に自信がないせいであまり前に出れず、なかなか評価してもらえない日々。
無能なのになぜか自信満々、有能なのに引っ込み思案、そんな2人がタッグを組み、社会人として成長(?)していくお話。

この漫画の面白いところは、普通に考えればすぐに取引先にもバレてしまいそうな鷹野のアホさが、色んなラッキーや勘違いでバレずに済むところだ。
また、相手もまさか目の前の人間がそこまでアホだと思っていないため、勝手に辻褄を合わせて解釈し、「あの人よく分からないフリして、私達の課題を炙り出してくれたのね!」と思ってくれるのだ。

この秀逸なギャグセンス、作者は只者ではないと思われる!!!!!


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