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飲み会に出ないのが普通になってしまったら

今年もあと1日と数時間。
1年って本当に早い。
コロナの渦中は1日1日が重くて長かった。仕事も減り、暇な時間ができると何をして良いのかわからない時がたびたびあった。そんな時の時間の過ぎるのがなんと遅いこと・・・。人付き合いも無くなり、飲み会もない。重苦しい時間がただ過ぎていく期間だった。
未来に不安を感じ、なんとなく人生を振り返ったり、反省したりして、生活スタイルが健康的になった。お誘いがあれば飲みに出かけ、そうでない日は夜中の2時〜3時までダラダラと仕事をし、翌朝は9時過ぎまで寝ていた私が、今や朝5時に起きて犬の散歩に行き、犬猫のお世話をして7時過ぎには朝食、8時から仕事スタート。何もなければ夕方6時過ぎに帰宅し、夕飯の準備。夕飯後犬の散歩に行き、お風呂に入って、犬猫の世話や雑用を済ませ、11時ぐらいには睡魔に負けてベッドへ・・・な健康的な生活を送っている。

この秋から飲み会が復活し、お誘いはいただくのだが気が乗らない。飲みに出かけなくなってもう約4年。すっかり夜は出不精になり、12月はどうしても出なければならない忘年会のみ出席した。あれだけ楽しかった飲み会が、今は無くてもまったく平気なのだ。では家で飲むのかというと、家でもほとんど飲まない。ビールがずーっと冷蔵庫に鎮座している。頂いたワインも埃をかぶっていて、全然飲みたい欲求が湧いてこないことに驚く。

私は飲みに出るとずっとビールを飲んでいる。大きな声で喋り、笑うものだから喉が渇いてどんどん飲む。テンションが上がってどんどん飲む。おそらく最初の食事の店でジョッキ5〜6杯飲んでいる(と思う)その後もビールだけ飲んでいる。別にビール会社の回し者ではないが、ビールしか飲んでいない。よく飲むがよく出すからか酔いが浅めだ。
それだけたらふく飲めるのに、家では350mlの缶ビール1本で精一杯。お腹いっぱいになって酔っぱらう。でもお風呂上がりに飲むのが美味しくてよく飲んでいた。

外食や飲み会に出ない=お酒(ビール)を飲まないので、お酒(ビール)を飲まないのが日常になっていった。翌朝の犬の散歩のことが気になって飲み過ぎに注意するようになり、早寝早起きの生活をしているからか深夜まで飲んでいるとしんどさを感じて1次会で帰ることが増えた。缶ビールは開けても一口目は美味しいが半分でリタイヤ。
この4年で年をとってしまったことも一因だろう。飲まない期間が長過ぎて体質が変わってしまったのかもしれない。今の私の日常にアルコールの出番がなくなってしまった。

でも身体的には良いことだらけだ。体重は65kg前後で肥満気味だったのに、今は58kgあたりで落ち着いている。1日3食しっかり大食いし、サンプルの試食などでかなりのカロリーオーバーしている割には増え過ぎない。これは犬の散歩を含めて1日14000歩ほど歩くからだろう。
以前は総コレステロール・悪玉コレステロール値が高かったのだが、今は正常値に戻った。暴飲暴食がなくなり、これまた犬の散歩のおかげか。

コロナ禍の暗くて重い雰囲気はまだ完全に晴れたわけではないが、笑い声が重なる飲み会は「いつも」が戻ってきたなぁと感じる。でも私の気持ちと体は戻れないようだ。でもそれが変化であり進化だと受け止めよう。
さぁ新しき年、どんな一年が待っているのか。ワクワクしながら1月1日だけは昼からビールといきますか。


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