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緊張、抑圧状態下で人の真価は問われる

いま不安になっていたり、息が詰まる閉塞感がしていたりする人は、コロナやコロナによる社会状況のせいだけでそうなっているのではなく、日ごろからその傾向が強い人だと思います。きっとわたしも。


旅は一見、非日常に見えて、日常の延長。旅に出るとハイになる、横柄になる、大胆になる、などの多少の変化はあるかもしれませんが、まったくちがうということはなく、思考パターンは同じままなんですよね。悲観的な人は日常でも旅先でも悲観しがち、受け身な人は日常でも旅先でも受け身、グチや不満を言う人は日常でも旅先でもグチや不満を言う。旅は一種の緊張状態になるから、もともと持っている性質や思考がより大きくなり、その人の本質、性根が出やすくなる、とわたしは思っています。


今のような社会状況も、緊張状態にあるというところが旅と似ているなあと。だから、人の本質や性根が出やすい。緊張や抑圧状態のとき、人の真価が試されます。「今はそれどころではない」という焦る思いを、どこまで引き延ばし、落ち着いて、楽しくいられるか。日ごろから心の余裕、余白、のりしろみたいなものを、自分は多く取れているか。そういうことがあらわになってしまいますね。



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