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過去の清算

木下がやたらと「吹奏楽部だった」とツイートすることがある。

???「でも本当に吹奏楽部だったの?」



その証拠にほら、写真もいっぱいあるね。

(木下を探してみてね)

ドイツ🇩🇪での単独コンサート
ステージマーチング全国大会(リハ)
京都駅ビル演奏会


「色々あって辞めてしまった。」と言う話は詳しくしないけど、本当に色々な経験をした。


中学校2年からマーチングを始めて、初出場した京都府大会は残念ながら銀賞だった。


3年生となった自分はマーチングリーダー(ドラムメジャー)という似合わない重役を貰い、人に指示を出すのが苦手ながらも京都府大会を突破し関西大会で金賞を取り、全国まであと一歩というところまで結果を残せた(ハズ)。


そこでの結果を高校の先生が見ていてくださって、その高校に進学。



高校の吹奏楽部では期別でスローガンを掲げられていたけど、自分の期は学校生活とかで問題を起こしたりして

「伝統の破壊の代」


とか言われてた。ヤバすぎるだろ。



木下が担当してた楽器はバスクラリネット。あと高校ではパレードドラムメジャーもやらせてもらってた。全て過去の栄光。

豆知識
木下は5mを正確に8歩で歩くことができます。
(マーチングの基礎)
パレードドラムメジャーは麗奈もやってたね

『ドラムメジャー』は『ドラメ』と略される

俺の知識より出典


でも、色々迷惑をかけて辞めてしまった。

マーチングではオーディションに合格して大会メンバーにのっていたにも関わらず大会も欠場した。『マーチング上手い』なんて言われていたのに

何も成し遂げないまま終わってしまった。






それから月日は経って、今年の4月に顧問だった先生が母校を離れられる事をTwitterで知った。

過去の清算

なんて事はもう今更出来ないが、母校を離れる先生に一言でも挨拶がしたくてコンサートに行く事にした。


演奏会、と言うより吹奏楽ってやっぱり素晴らしくて心打たれる。


自分が大好きな「さくらのうた」の演奏もあって本当によかった。

俺が吹奏楽をしていた中で1番好きな課題曲。本当にオススメです。

これ、響け!ユーフォニアムでもやってくれ。
あれ?やってたっけ?やってない?やってくれ。麗奈頼む。



演奏会は1人でこっそりとマスクを装着して行ったが、同期にはバレてしまう。怖い。なんでわかるんだよもう何年も会ってないのに。



演奏会終了後、自分はロビーにいた。顧問だった先生もロビーにいて、一言でもちゃんと挨拶をしようと思っていたからだ。


「印象は良くないし、どうせ覚えられていない。」


そう何処か後ろめたい気持ちもあったが、先生の反応は意外だった。




「おお!!今はなにしてんねや!!」


どうやら覚えててくださっていたみたいで、こちらも部活の思い出が急速に脳内で再生される。走馬灯も同じ感じなのかな。


ちゃんと挨拶は出来ただろうか。正直あんまり覚えていない(多分できてた)。ただ、覚えてくれていたと言う現実に喜んでいたんだと思う。



その後は先生と写真を撮って、他の顧問にも挨拶をして帰宅した。



中途半端に終わっていた吹奏楽人生が、やっと自分の中でキッパリと終わりを迎えた。


続けていた吹奏楽から急に離れ、自分の中で色々モヤモヤと心残りがあったのだろう。特に先生に対して部活を辞める際、しっかりと挨拶ができていなかったことが一番の要因だ。





だがその心残りが7年の時を経て、
ようやく晴れて終わったのだ。








吹奏楽はいいぞ。

リードぺろニキ木下

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