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しょぼい片付けの記録-01

自分は片付けができない。
人より時間がかかるし、捨てるという行動が難しい。
だから、自分でもできる方法を模索している。

今日は15分だけ片付けができたので書いておく。
タイトルにナンバリングなんてつけてみたが、果たしていつまで続くか。そのうちタイトルも整えようか。

ノートを使って、片付け着手を試みる

綺麗に並べる「整頓(※)」は得意だ。
しかし、要不要を選り分ける「整理(※)」が壊滅的にできない。物のビジュアルに刺激され、使い道を見つけ出してしまい処分に抵抗を感じたり、いろいろ思い出してしまって手が止まったりして、消耗して、気力がすぐに底をつく。
なお、物が無限に増える危険があるので、片付けを確立するまでは棚は買わないことにしている。

(※)参考: » 整理整頓とは 基本編|オフィスで役立つ整理整頓術|日立ソリューションズ

整理ができないせいで、自分の居間の隅には物がきっちり並べて固めてある。視界に入るたびに、どうやって整理したらいいかぶわーっと考えはじめてしまい、でも実際にはすぐには着手できないので、考えるだけ考えてそのまま疲れ果てる。

そこで、日次メモとして使っているノートの今日のところに、こんな風に書いてみた。

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図:今日の分の日次メモ。無印良品のA6ダブルリングノートを使用している

在宅勤務を終え、そのまま支度に取り掛かって晩ご飯にして、それから矢印に従って行動を取っていった。
すると、居間の隅の固まりの前にすんなり立てた。この固まりを、まずは見た。

「この固まり」を構成しているのは、郵便物と保険の提案書類と検針票、機材の入った紙袋、雑誌とその付録の冊子、おそらく家電の取扱説明書のファイルなど。あとMIDIキーボードの箱。
どれも、本当はどんな処理をしなきゃいけないのか知っている。ただ、それらを意識すると脳裏に一気に押し寄せてくるものだから、気が遠くなる。

目に付いた、見た目に小さなひと山を手に取った。
MIDIキーボードの箱の端、片手で掴むには少々多くて、両手で掴むひと山。
DMの類いだった。自分は何してんだろうと思いつつ、それを掴んで少し広いところに移動し、しゃがみこみ、必要ならカッターナイフで封を開け、ひとつひとつ見ていった。期限切れの案内、保険の会社じゃない会社からの保険の案内。

「少し広いところ」を選んだのには理由があった。道具を固めてあるトレイが側にあるのだ。トレイにおもむろに手を伸ばす。
宛名消しスタンプ(百均で買った)を摘まみ上げ、ローラー式のスタンプで個人情報の印刷部分に転がす。ネックとなる箇所をごりごり消していく。
消し終わって、ああ、終わったのか、と拍子抜けた。終わったものは、隣の山に積む。
気付いたら山は全部消えていた。小さなひと山の処分を終えた。

終えるころには、すっかり集中し始めていた。
作業興奮と呼ばれるやつだろうか。楽しくなってきた。
立ち上がって、部屋の隅の固まりの前に再び立つ。次はどれがいけそうだろうか、と固まりを見る。

ふとスマホの画面を見ると、12分が経過していた。
これだけのことをやるのに15分かかるのが自分なんだ、ということを思い出した。今日はこれで終わることにした。
疲れてしまっては、夜更かししてしまっては、まるで意味がない。今日はここまでだ。
そのままPCの前の定位置に座った。慣れないnoteを書いていて夜更かしする羽目になったが、それはまた別の課題だ。

振り返り

道具があった
思うに、宛名消しスタンプを買うことも、自分にとっては片付けの立派な一工程だった。この間、これを使って不要な郵便物を一掃した。宛名消しスタンプを買うという工程を立派にクリアしたからこそ、今こうやって新たな郵便物を処理している自分がある。

トリガーを決めてあった

仕事終わり→晩ご飯→片付ける((食器を)どかす)→片付け

習慣の鎖という考え方がある。新しい習慣を身に着けるには、○○の後に××をする、という具合に設計してあげることで、自然とその行動に向かえるようにする。
それで、日次メモとして使っているノートの今日のところに、「仕事終わり→~→片付け」と書いてみた。視覚情報から刺激を受けやすい自分だからこそ、他のことを考えて消耗せずに済んだと思う。
これを書くタイミングは、前の晩でもその日の朝でもどちらでもいいのかもしれない。自分は今回は昨晩のうちに書いてみたが、全然書けずしんどかった。次は朝に書いてみよう。

おわりに

小さな成功体験として
明日には忘れてるかもしれないし、このやり方にいつ飽きるかも分からない。それでも、「自分にもできた」だけは確実に積み重なる。
自分のできることはいくら過小評価してもし足りないくらいだが、実際、今日15分でひと山を迷わずに処理できたのは、それまで「どうやったらできるのか」を探し続けたからなんじゃないか、と思ったりする。
その辺は信じておきたい。

次の片付けプラン
またこの固まりに取り組もうかと思う。この場所にTV台を置きたい。

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