どこまでが季節を感じられるか試してみた

今年の夏は特に暑く昨今の情勢と相まって家からほとんど出なかった人もいることでしょう。私もそんな方々の一人だったのですが、「さてと、俳句を作ろう」となった時に、一切外に出ていないせいで何も季語が思い浮かばなくなっていました。
今年の蝉もトンボも川のせせらぎも全部感じていない私は思い悩み、ついには「身の回りにある」ものによって季節を感じ取ることはできないかという発想に至りました。

「季節を感じ、それを言葉に表すのであれば自然のものかどうかに関わらずそれはもう季語」


なんという暴論でしょう!
普段の私であればすぐさま「ありえない」と切り捨ててしまったことでしょう。

しかし、今の私は既にまともではありません。存分に季語の限界を探してみようかと思います。

最初は普通の季語に関わるものから挙げていきましょう、
「水着」
思い浮かべるだけで海かプールが思い浮かぶのでこれはもう確実に季語ですね。では次に、
「半裸」
これもまた暑いのだと予測が着くので季語ですね。それでは、
「ふんどし一丁」
夏です。誰がなんと言おうと夏です。いいですね?夏です。

さて、次々と挙げてみましたがまだ限界は見えてきません。
では、次は範囲を絞って、部屋の中にあるもので考えてみることにしましょう。
「エアコン27℃」
個人差はあれど大概は暑さが伝わってくると思います。
「窓から入る風」
おや、これは……秋にも春にも応用が効きますね、これは単体では夏の季語にはなりません。
では、色々と試してみたのでここら辺で最後にしようかと思います。
「アスファルト」
あなたはここにどんな季節を感じるでしょうか?

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