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自殺の原因を「断定しない意志」を持とう

木村花さん、三浦春馬さん、りゅうちぇる、そして今回の芦原さんの件を通して、わたしはぐるぐると何十回も考えた。

明確な言葉が残されていない限り、著名人が自殺した原因を断定すべきでないと思う。

世間的に「こうだろう」と言われている原因ではなく、もともと希死念慮があったかもしれないし、世間的に目立っている出来事の裏で別のトラブルがあったかもしれない。

だから、「〜だから自殺した」と断定しない意志を持つ人が増えてほしい。

人はわからない状態がストレスだから、なにかわかりやすい出来事が目につくと「これが自殺の原因だったんだ」と勝手に物語をつくってしまう。

人は物語をつくることで、大規模な組織、宗教、文学などさまざまな発明をしてきたが、その反面自分や誰かを苦しめる物語を「この世界の現実」と思い込んでしまうこともある。

もちろん、自殺に目立っている出来事が影響している可能性は十分にある。今回はドラマ関連のトラブルが影響したと見るのが自然だ。

でも絶対ではない。絶対ではない中で、「○○のせいで自殺した」などと言ってしまっては、新たな加害と被害が生まれる。

だから、断定しないでほしい。断定したくなったとしても、心の中や部外者にしか見えないところで、留めてほしい。それこそが、不幸の連鎖を防ぐ一歩だから。

自殺の原因を「断定しない意志」を持とう。

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