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今週のkinologue 【10/14-20】

なかなか咳がおさまらない今週、マイコプラズマ肺炎も流行っているというので、近所の友達オススメの病院へ。コロナ(発熱しないタイプが流行っているそう)でもインフルでも肺炎でもなく、ただの風邪とわかってホッ。久しぶりに大好きな瑞泉寺に友人を案内したり、2本のトークイベントも無事に実施できた。

男子グループが目につく。
お気に召さなかったかもね〜

残念ながら初週1位とならなかった『ジョーカー フォリ・ア・ドゥ』。アメリカでの酷評が聞こえてくる中、前作のようなヒーロー像を期待していた人たちをガッカリさせたのだろう。それは劇中で裁判所を囲んでいたジョーカーの信奉者たちと似ているのかもしれない。ガガの歌唱力に頼ったミュージカルな演出は賛否両論のようだけど、私は結構楽しんだ。ガガのスタンダードナンバー素敵だったし、ホアキンの歌だって全然悪くない。先日亡くなった西田敏行レベルで歌える俳優なんて、そういない。ジョーカーをDCヒーローから解放したのが前作だと思っていたが、みんな悪のヒーローものとしての期待が大きかったのか。「僕はジョーカーじゃない」とアーサーが自分を取り戻すのは、この監督だったら至極真っ当な流れに思えた。気になるのは子どものこと。面会に子どもが来ていたと思っていたから。続編があるのならそこかな。

久しぶりに開いていた赤門

初めてのホームカミングデイ参戦。こんなに人出があるとはびっくり。これまで20万人の卒業生を輩出してきたが、校友会という同窓会組織に登録しているのは5,000人とか。三田会や稲門会と比較にならない少なさで、愛校心のなさが如実らしい。それってなんだろうねぇ。そんな中「サラリーマンではない生き方」というトークに登壇。ここに来る人が私の生き方に興味があるとは思えなかったが、温かい反応があって、とりあえず良かった。
帰りに根津まで歩き、3年ぶりの「成長する絵画」展へ。聡美先生に制作時の話を聞きながら、作品と動画を見比べる。言葉には出せないし自分で選ぶことはできないけど、どうしたいかはっきり意思があるから待つ。潔さを持てる人も、それを待てる人もすごい。

2階では子どもたちが絵の前から離れられなくなっていた
ご参加頂いた皆さま、ありがとうございました❣️

先週に続き2回目のトークイベント。有り難いことに今回も満席。マリメッコを着たり持ったりのお客さんがいっぱいで華やぐ。今回はアルミ・ラティアとマイヤ・イソラの話を少し。そして彼らに会ってはいないけど、1967年にマリメッコを訪ねた柚木沙弥郎さんの「旅の手帖」の話も。ヘルシンキでマリメッコの服を着た人をよく見かけた時の柚木さんの反応は、今、私が見かける時とは全く異なっていて面白い。さすが染色家の鋭い目。その頃のマリメッコを現地で見た貴重な記録だ。細かい描写はヘルシンキの街が変わっていないところが多いのも伝えてくれる。こんな風に旅日記を書けたら楽しいだろうなぁ。

2か月に渡る旅。当然ながら絵も素敵♡

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