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今週のkinologue【12/5-11】

習慣とはオソロシイもので、身につくまでは時間がかかるが、1回崩れると簡単になかったものになる。またこのnoteを飛ばしてしまいそうだったが思い出した、、、がんばれ、自分。
今週12/6はフィンランドの独立記念日だった。いつも何かしらのお祝いをしたり呟きをしたりするのだが、今年は忙しすぎて完全にスルー。気づいたときには日付が変わっていた。その後フィンランドからのたくさんの「独立記念日おめでとう!」投稿に便乗しようかとも思ったが、気が引けた。
でも今週も心はフィンランドにあった。コロナ前の2019年9月に『サウナのあるところ』の監督たちが来日して以来、久しぶりにフィンランドから3人来日することになった。ここ数年、オンライン取材ばかりで来日プロモーションをする場合の段取りを忘れていた💦 「ジェームズ・キャメロン、来るんだって」と大作での来日は戻ってきているが、ミニシアター系の映画での来日は完全復活していないので、通訳さんにも劇場会議でも「おお、来るんですか!」と珍しがられた。リクエストしたら来てくれるのは有り難い話。来日を核になんとか3月の公開まで盛り上げたい。大変だけどワクワク。ま、来日もいいけど、2018年以来フィンランドに行けていない身としては、昔から変わらない、ヘルシンキの映画館BioREXで映画を観る日も待ち遠しい。

リアルが復活した喜びは、久しぶりの一般試写会でも。新春公開の映画で、試写室での小さい規模での試写会を実施したが、反応がビビッドに伝わってきて手応えを感じた。今週はオンライン試写も実施して、そこでも悪い感想を一切目にしないくらい良い感想ばかりが寄せられたが、それもリアルな試写での反応があったから信じられた。これもここ数年、失っていたものなのだと実感する。配給する私たちが何のために、日々仕事をしているのか。映画を観た後の嬉しそうな顔を見たいからなんだな、とポスターの前に並んで写真を撮っていくお客さんの姿を見ながら改めて思った。

イベント主催者から帰りにおみやげを配布。こういうホスピタリティ、大切なんだよなぁ。

確かにNHKさんからまた放送したいという話があったのは覚えているが、いつ放送されるのかノーチェックだったEテレ「ドキュランドへようこそ」にて、『365日のシンプルライフ』が放送された(12/9)。急にSNSのフォロワーが増えて気づいたという始末。NHKプラスではまだ配信中のよう。

初回放送が2019年11月15日とあり、再放送と合わせて3回目?視聴率がいいのか知らないが、リピート放送するほどNHKさんはこの映画が好きなよう。それともフィンランド映画が好きなのか、日本未公開の作品も放送している。今年 "Karaoke Paradise"というフィンランド映画が放送された後に「kinologueさんで配給したらどうですか?」という連絡を、よくお世話になっている自主上映会主催者の方から頂いた。これが難しいところで、Eテレで見て面白かった映画が、お金を払って映画館で観る映画かどうかは別の話だ。その見極めが配給の面白さだったりもするのかもしれない。

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