世論操作と鼻くそ

「原作者を追い詰めたのはネット、誹謗中傷で脚本家を批判するな」
良心的な人を黙らせるテクニック、むしろこの狡猾さが人を自殺させるのだと私は見る。

これ、全国各地で教師がよく使ってるから、小中高校生とその保護者は納得いただけるだろう。
殴った奴と教師が一緒になって、被害者に「暴力は良くない」と半笑いで言う。あれをギョーカイ総出でやってんでしょう。

だが、狡猾な火消しさえ、大衆の怒りの大きさが押し切ってしまったようだ。

批判を「誹謗中傷」と言い換え、「自殺防止」という人質を取って黙らせる手口。これは盤石でスキがない。
「勢いよい批判者には訴訟や垢凍結の脅し」
「芸能ファンには芸能人による説得」
「原作者を悼む繊細な人には自殺を人質」
こりゃ本当に上手い手だ。

脚本家によるインスタでの誹謗中傷を伏せて報じた件と併せて、メディアの印象操作の力を見せつけた、と言えるだろう。

乾燥した部屋で寝て、大きな鼻くそができ、さらに鼻の穴が湿ってから取ろうとすると。
粘りある鼻水の中を、のらり、くらり、鼻くそが逃げ回って、なかなか取れないことがある。
上から押しても、下から押しても、指の腹の下をヌルリと鼻くそが逃げる。真ん中というのが有り得ない状態だ。

部屋の電灯のスイッチ、壁に付いている物も、取りにくい鼻くそと同じ。
バネ仕掛けでONとOFFの2極どちらかに落ち着く。真ん中で止まることは有り得ない。シーソースイッチと言うそうだ。
子供の頃、アレを指でジンワリ押して、中間を保とうとする遊びをやって親に怒られたもんだ(接点で火花が出て火事になるからヤッちゃいかんよ)。

別の比喩だと共産支持者の敵味方思考もw。

3つも例示すれば、もう伝わっただろう。
盤石な世論工作が行われ、それを乗り越えるのが困難だった分「メキメキメキメキ……バチン!」と、力が強くなったような感じだな。

大きな鼻くそが取れて、眺めている場合ではない。

ヤフコメ専属学者、出演者のコメント、また「批判者を装い暴言を残して回る擁護工作」も出てくるだろう(我が国のネットではよくある手だ、そいつの垢を掘ってみな)。

そうした物に足並みを乱されないように「言及と結束と論点整理」を保って、日テレ追及を続けねばならない。

カタにハメて他人の作品を奪う件は、過去に「おじゃる丸」でもあった。
また、それをビジネスとしている「ギョーカイ」が存在し、集団でイジメをやった。
これが本件のアウトラインだろう。

脚本家SNSの幼稚さと人脈誇示。
加害の時系列を入れ替えた報道。
原作者SNS絶筆の内容。

これらを合わせると、未だ公開されていない大きな商業的圧力が、原作者にかけられていたと考えるのが順当だろう。

関係者による暴露や、報道による調査に期待したい。

業界人の皆さんよ。
ネット世論は90%以上が原作者に同情。業界人コメントも上ほど同情的。つまり下は力関係で押さえ込んでいるに過ぎない。
「今ここで踏ん張って鎮静化したら御褒美が貰える」状態ではない。
今の枠組みは崩壊するから早く逃げて!だ。
たとえ鎮静化に成功しても、こんどはコンテンツビジネス自体が駄目になり、やっぱり御褒美はもらえない。

我々ネットイナゴは、心のこもった追悼文を競うより、脚本家のSNSスクショの再拡散に努めるべきだな。
「消すと増える」ネットの掟を実行しないといけない。
原作者が亡くなった以上、日数が経つほど、ほとぼりが冷める。

※これは経験から言ってんだ。俺は、風刺画像をパクった連中から集団通報されてtwitter垢を失い、ちょうど1年。googleってのは「去る者は日々に疎し」だぞ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?